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俺はJKの子持ちだったのか!  作者: シマアザラシ
第2章『夢見る時間』
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娘とデート(1)

「はぁ……」


(ため息が止まらねぇよ……さっきのお見合いを全部夢だったことにして現実逃避したい)


 俺は憂鬱な気分になりながら駅前で娘たちを待っていた。まだ昼の12時だというのに……今日はいろいろなことがあり過ぎた……。


 何で俺は女子高生とお見合いなんてしてるんだよ……俺は30中盤で、如月は3月生まれで15だって言ってたぞ。

 それで婚約ってなんやねん……。


「…………」


 いや……でも正直な気持ちを言えば「こんなチャンスを逃していいのか?」という考えも若干ある。


 だって、あいつ今はガキ体系だけど、5年もすれば間違いなくいい女になるぞ? 俺はその可能性を無視するのは男が廃ると思っている。


 顔面が並み以下のやつは少ないチャンスをいかにものにするかだからな。


「……いや、本能のままに行動できるわけないか……」


 そんなことをすれば普通に国家権力捕まるのでは……? 

 15と婚約って、親公認だといいのか?


「……いや、駄目でも、よくするのか……」


 俺は黄昏ながら空を見上げる――。答えが自分でわかってしまって悲しい気持ちになったのだ。


(まあ、金の力でどうにかするのか……すごい世界だ。可愛い嫁は欲しいけど……そんな世界に入りたくねぇよ……。まあ、嫁を貰うにも娘たちを無視できないしな……自分の同級生が母親とか、ただの悪夢だろう……)


『パパ~~! お待たせええ、パパンの胸にダ―イブ!!!』


 そんなことを真剣に考えていると……背後から聞きなれた元気な声が聞こえた瞬間――。


 ドーーーン!!!!


「ふぐああああああああ!?」


 実花が俺に飛びついてきた。実花の運動神経は中々らしく、振り向いた時、顔面に実花の胸が押し付けられた。

 ど、どうしたいきなり!?!?!?!?


「お、お姉ちゃん、はしゃぎ過ぎです……」


 胸が押し付けられてるので、前は見えないが、未来の窘める声が聞こえた。すると、俺はおっぱいサービスから解放された。


 そこには制服姿の実花と未来がいた……なぜに休みの日なのに制服?


「おっと、ちょっとサービスしすぎたかな? くすっ、パパどうだった私の胸の感触は? 柔らかった?」


 悪戯っぽく笑う実花。そのしぐさが妙に可愛らしいがここは親としてしっかり、現実を教えるべきだろう。


「初めておっパブに言った時のことを思い出した。もっと腰を振ってエロくやればよい」


「……うわぁ、パパ最低―」


 えっ? 何で俺が蔑まされた視線にさらされてるの? えっ……お、俺が悪いのか? 解せぬ。


「……お父さん、娘と風俗嬢を一緒にしないでくださいって、何度も言ってるよね……?」


「す、すまん……」


「まったく……それはそうと、今度は私の胸を顔に押し付けるね? お姉ちゃんよりも大きくはないけど、形には自信があります」


「…………」


 無表情で淡々と言葉を口にする痴女。待て……本当に俺だけが悪いのか? なんでさっき俺だけが怒られてるんだよ!


 ……やめよう。不毛だ。ここはさっさと飯を食いに行こう。


「ほ、ほら、昼飯だ。昼飯。今日は『行きたい店』があるんだろ? さっさと行こうぜ」


 このために如月のところでは食べ物はセーブしてたからな。うむ、やはり人間は一番の目的を忘れてはならないな。


「うん! パパいいね! 私お腹すいちゃった!」


「むぅ……お姉ちゃんばかりずるい。ずるい。ずるい……ずるい、ずるい、ずるい」


 色彩を失った目でこちらを見るな。思わず胸に顔をうずめたくなってくる。


「ずるい――、あれ? お父さん、その『ペガサス』の袋はどうしたんですか?」


「えっ? ああ、これか。如月に貰ったんだ」


 俺がそう言うと未来の瞳からさらに色彩が失われ、実花は苦笑いをする。


「あの女……人のお父さんに色目を使うなんて……戦争です」


「み、未来ちゃん、落ち着いて今日チョコ貰うのは不自然じゃないから……」


「ん? 多分これは「家族でどうぞ」って言う意味だぞ?」


「…………お父さん。本気で言っるの?」


「あはは……さすがは私のパパだなぁ……あはは、女心を軽くスルーしてる……」


 俺は正論を言ったつもりだ……しかし、実花はさらに乾いた笑い声を漏らし……未来はこいつの必殺技の殺意の視線を見せている……。


(もう俺しゃべらない方がいいんじゃないか……? どんどんドツボにハマっている気がする……)


 こ、こういう時の未来の攻略法は言葉よりも……。

 俺はおもむろに未来の頭に手を伸ばし、その綺麗な黒髪を優しく撫でる。


「わ、悪い、これで許してくれないか……?」


「許します。なのでもっと撫でて……」


 ちょろい……俺自分がなんで悪いのかわかってないんだけど……いいのか? 悪いところがあったなら改善してこその社畜マンなんだが……


「あ、パパがなんで悪いかは、ご飯の時に私が教えてあげるよ!」


 お前はお前で俺の心を読むんじゃねぇ! 本当に実花の察しの良さは美奈譲りだよな……。


「えへへ、お父さんのなでなで気持ちい……」


 まあ……いいか。反省は後でも……未来、嬉しそうだしな。

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