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11.悪意ある食卓と見える嘘⑦ハリーの証言

ジェフ・ラザフォード→年配の男。傲慢。

リサ・ラザフォード→ジェフの妻。

メーガン→ジェフの秘書。ジェフの不倫相手。

イブ・ラザフォード→ジェフの娘。

ハリー・ラザフォード→イブの夫。娘婿。

若者二人→ジェフに会社を潰された家の息子。ウーズリー家?


アレックス・ブライト→アレク、端正な顔立ちに完璧なエスコートを見せる色男。

フィンバート・グレンドール→フィン、好青年、警察、アレクの知り合い

セルジュ・ノクス→フィンの相棒、鑑定官、アレクの知り合い。柴犬。


 ラザフォード家に訪れたら執事がまず出迎えてくれた。メイドがバタバタしており統制がとれていないようだ。


 執事が応接室に通した。娘婿のハリーがソファーに座っていた。


 私たちを出迎えるために立ち上がった。ハリーは少し疲れた様子で微笑んだ。


「屋敷中がバタバタとして申し訳ない。リサ様が寝込んでおり医者にも連絡がつかず、手配に執事が翻弄しているんだ」


「まあ、リサ様が…」


 ハリーが向かいのソファーに座るよう促した。フィン、セルジュ、ブリジットの順で座った。




セルジュの隣はいささか嫌だけど仕方ない。



 ハリーは恐縮したように話した。


「妻のイブも妊娠中なので朝無理に起こすことはしていないんだ。

僕の話をしていたらもうしばらくしたら起きてくると思うので僕から証言をお願いするよ」


 フィンが了承する。


「わかりました。リサさんの証言は一応昨日聞いたのでまた次回確認します。何度もすいませんが、あとから出てくる事実もあるので証言お願いします」


「もちろんです。僕は翻訳の仕事なので家でできるので時間に融通が効くんです」


「翻訳の仕事とは?」


「ラザフォード家は外国の商品も取り扱っているので外国の人と商品について書類を交わしているので、まあ、調節係です。地味な仕事です」


ブリジットが尋ねると、ハリーは肩をすくめ答えた。


「地味な仕事が一番大事ですよ。現にあなたはジェフ氏の宝物イブさんを預けられるほど重宝しているんですから」


「重宝…。確かに彼には気に入られていました」


ハリーは曖昧に笑った。


『気に入られていた』


 言葉が浮かぶ。


 嘘。


「そうでしょうそうでしょう。では、あらためて

昨日の件でいくつかお聞きしたいのですが」


 フィンが話を切り出した。


「ではハリーさん、あなたは誰が犯人だと思います?」


意表をつかれ、ハリーは目を瞬かせた。


「は?」


 セルジュ「あのバカ…」と言いながら片手で額をおさえた。

 ブリジットもセルジュと同じく頭を抱えたい気持ちだ。





ちょ、直接的すぎる…フィンってバカなの?!





「いやね、誰が犯人か全然検討がつかないんです。だから近隣にいる怪しいと思う人から疑っていく作戦にしたんです。この際、言ってください。誰が犯人だと思いますか?」


フィンがあっけらかんと言う。


「そんないきなり来た警察に犯人いきなり言うわけないだろ」


 セルジュがフィンの頭をこづく。


「そうですよ。何考えてるんですか?!」


 ブリジットは信じられない言葉を聞いたというように目を見開いた。


「いや、自分が捕まるよりはいいでしょう。とりあえず、一日独房に入れば何か吐いてくれるでしょ」


フィンはあっさりと暴言をはく。


「横暴だ。いくらフィン、お前が身分が高いからと言って許されないこともあるぞ。まあ、多分誤認逮捕して上がもみけしてくれるだろうけど」


 セルジュが慌てたようにフィンをいさめるがいさめる言葉は弱い。


 いきなりのフィンの誤認捜査っぷりに恐れをなしたハリーはあわてて立ち上がり叫んだ。


「メ、メーガンが犯人だと思います。動機がありますし」


 フィンは少し驚いたように「メーガンですか?」と尋ねた。


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