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007
更に進むと、今度は扉が5つある場所に出た。
「この中のどれかが正しい扉ってことかしら?」
そう私が言うと、そうだろうなと言いながら、ウェイスが辺りを見回した。
きっとどこかにヒントがあるのだろう。
扉にはそれぞれ模様が描かれている。
壁もさっきまでとは違った模様だ。
魔力だとか、魔法だとかは分からないけど、模様にヒントがあるなら私にも分かるかもしれない。
私も必死に辺りを探した。
数分後、ウェイスが切り出した。
「ケイはさ、その、そのまま吸血鬼でいるのは嫌なわけ?いや、嫌だから人間に戻る方法を探してるんだよな。だけどさ、その……」
「何が言いたいの?私にずっと吸血鬼でいろって?冗談じゃない、親が死んで友達が死んで、1人だけ老いずに生きながらえるなんて嫌よ。それに吸血鬼なんて意味分からないし、他の人にどう説明しろって言うのよ」
だ、だよなーと力なげにウェイスが言う。
私は人間に戻って今までのような普通の暮らしに戻りたい。
吸血鬼だとか、魔法だとか、そんな非日常なものとは無縁の生活に。




