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あの日、私は殺された。
と思ったのだが、気が付いたらいつもの自分の部屋で寝ていた。
悪い夢でも見ていたのだろうか。
身体がまだ強ばっている。
ゆっくりとベッドから足を下ろし、玄関へ向かう。
ーーー悪い夢でありますように。
しかし玄関では真っ赤な血を浴びたまま掃除をするウェイスがいた。
「ケイ、気がついた?良かった……もうダメなんじゃないかと……」
「何が……あったの?……血が……」
頭が混乱する。
さっきのことは夢なのか現実なのか。
「これは、えっと……なんと言ったらいいかな。
とりあえずもう大丈夫だから、ケイが無事でよかった。ケイに何かあったら俺……」
「誤魔化さないで、ちゃんと話して。
こんな血で汚れた玄関に血塗れのウェイス……普通じゃない、おかしい、……何があったの?」
本当のことを聞くのは怖い。
血塗れの時点で何かあったのは明白。
夢であって欲しい。夢であって欲しいが、夢ではないのだろう。
「……わかった。ケイ、落ち着いて聞いて欲しい」
そう言うと、ウェイスは話した。




