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第6話 思い出す(2)
「なあ、お兄さん今日ちゃんと働いているかなあ?」
「働いてるんじゃない?」
「飯、食べれてるかなあ?」
「昨日の今日で食料は終わらないと思うよ」
「なあ、……」
「レオン!そんなに心配なら、帰りに水車小屋に行こうよ」
「ミカだって、保護者だろ?気になるだろ?」
「そりゃ……そうだけど。
なあ、レオン。それより、今日小テストって知ってる?」
「え?うそ!早く行ってよ!」
「僕はレオンのお母さんじゃない!」
レオンとミカがそんなことを言っていたその時、お兄さんは求人票を見ていた。
「これなんて、どう?」
荷物運びのバイトだった。
「時間はこれからすぐに集合になけど。場所はここから近いわ。
力仕事だけど、まあまあの時給ね」
「やります」
お兄さんは即答した。
渡された地図を持って集合すると、すでに数人の男たちがいた。
すぐに時間となり、荷台に乗せられ、倉庫に移動した。
「今日はご苦労さんです。
これを荷台に乗せて欲しいんだ。ちょっと重いから、気をつけてください」
示されたのは何か穀物の入った袋だった。
山のようにある。
荷台は六台も並んでいた。
男たちは袋の山を見て息をはいた。
「やるか!」




