絶体絶命?
お久しぶり!
亜子が死んでいることを彼女は理解しているのだろうか。
否。違うと思いたい。亜美はきっと、混乱しているだけなのだ。
だって、もし理解っていてやっているんだったら、そんなの異常者だ。
クトゥルフだったらSAN値は0なんだろうな。こんな事を考える俺も似たようなものか。
突然亜美が笑顔を消す。亜子と俺を見つめ、そして。
ダッッ!
背を向けて疾走し始めた。亜美は足が速い。1年の時、体育祭の200mで1位を取って、
表彰されていたと記憶している。
あっという間のごまの粒と化した。
仕方ない。めんどくさいが、自力で見つけるか。
少なくともここに来るまでで薬局、食料品店の類はなかった。
マップを確認するため、掲示板のあったロビーへと引き返す。
10m程進み、ふと気配を感じ振り返る。
後ろに、あれがいた。
お察しの通り、当世界名物:野☆犬だ。なんで来て三回も遭遇するのだろうか。
まあ騒ぎすぎたからなんだろうけど。
ちなみに以前の二匹は黒だが、今回は斑だった。
「リアルメリーさんかよ、クソっ」
この世界ではもはや当たり前になりつつある全力疾走。
あ。
すっ転んだ。
日頃から運動すべきだった...
俺はそう思うと、静かに目を閉じる。
そして俺は首を狙ってくるであろう奴に―
倒立の要領で喉元に蹴りを見舞い、一発KOを決めた。
「へ?」
ほうじ茶がうまい今日このごろ。




