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同化
「は?」
自分でも驚いて声が出た。断じていうが、俺は新体操をやっているだけでも、
ブレイキン選手でもない。ただのしがない、陰キャである。
こんな身体能力持っているはずが...
『BUCK UPシステム起動...チェック。
ハロー、こんにちは、グーテンターク、ボンジョルノ、ズドラーストヴィチェ、メルバハ...』
ひとしきり「こんにちは」が発生される。左手の、これは何だ?
スマホよりも少し大きく、大きさはラノベと同じか少し小さい、
表面には液晶のようなフィルム。この世界で、スマホだったのかもしれない。
『ID...該当せず。適正能力―未満。新規兵士と判定』
『同化』
え?え?いやいやいや...俺の肌にスマホ(仮)が吸い込まれていく。
いやこんなんスマホであってたまるかぁ!
手を振っても、引っぱっても、取れそうにない。
あれよあれよという間にスマホ(仮)は俺と同化した。
(ニューラルネットワークを認識...一時置換完了...シナプス、置換開始。)
「...っぅうわああああ!」
脳が焼けるように痛い。痛い。痛い。
(アップデート完了―これより当機:エコーは当該固体の核を務めます。)
そんな言葉とともに、俺の視界は闇に包まれた。




