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時は流れた
そう、10年程の時がね
その頃になると、世界中に妖魔が現れ出した
其れ迄、人々の多くは妖魔の存在を知らずに生きていた
だけど妖魔達が実際に目の前に現れると、たちまちのうちに混乱が世界中へと広がって行ったんだ
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始め、人々の中には妖魔と戦おうとする者もいた
だけど、時が経つにつれその数は急速に減っていった
何故なら、異世界から来た妖魔達は基本的に人の世界とは異なる理りに従っていたから、"人の世界の理り"では傷付ける事すら叶わなかったからなんだ
一方で人の中で力を蓄えた妖魔は、人の世の理りに少しずつ順応していった為に人の世の理りに干渉する事が出来きる様になっていた
だから、妖魔と人との戦いは殆ど一方的なものになってしまっていたんだよ
もちろん、極少数ではあるけれど人の側が勝つ事も有った
だけれどそれは、とても多くの犠牲と引き換えに依るものだったんだ
だから人々はやがて妖魔と戦う事を諦め、その災厄を受け入れてしまう様になってしまっていったんだ
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だけどある時、絶望に沈む人々の間にとある噂が流れ始めたんだ
それは人が妖魔達を倒すという御伽噺の様なものだった
だから始め、人々はその噂を信じ無かった
でもね、それは事実だったんだ
そう、嘗て妖魔の脅威にいち早く気付き妖魔の力を持って妖魔を倒そうとした者達
"魔者"と呼ばれ普通の人々に追われた者達が、魔法を魔術へと昇華させ、妖魔と戦う為の力を手にして再び人の世へと回帰して来たんだ
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そしてー
人と妖魔の永きに渡る戦いが始まったんだ




