↓ ↑ページトップへ
表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
おかしなおかしな教師近藤TV  作者: 柿井優嬉


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

PR
7/9

ニュース

 その日も、詩織は近藤が用意した動画を本人の前で観ました。

 画面に映しだされたのはすぐにそれとわかるニュース番組で、テーブルがあり、座った状態で、いかにもできるキャスターといった気取った態度丸出しの近藤が、原稿を読み上げました。

 そして、それを受けて、隣の席でニュースの解説を行うのも、なんと映像を細工して、近藤がやるのでした。こちらも異常なかっこつけ具合です。

「こ……これは……」

 詩織がそう言葉を漏らすと、近藤ははにかみながら言いました。

「いやあ、キャスターと解説員のどっちをやるか迷ったんだけれど、どうせなら両方やっちゃえって思いきったってわけさ。ドラマでも一人二役はあるからね」

 そのクレイジーさに、本来ならマイナスの感情がわき上がるところですが、詩織はこう思ったのです。

 すごく斬新。もちろんニュース番組としてはあり得ないけれど、やっぱりこの人の頭の中は普通じゃない。ほんと、どうにかしてバラエティー番組を作ってくれれば、きっとものになる。ううん、ものになるどころか、高い次元の作品を拝めるに違いないわ。

「ありがとう。局に持ち帰って、『ぜひこれを』ってプッシュするから」

 実際にはしないですが、そう言って今回も近藤のプライドをくすぐりました。

「そうかい。まあ、後で困ることにならないように、慎重にね」

 近藤は、もう何度も同じ手を使われているというのに、のぼせ上がって、大人な返答をして帰っていったのでした。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。