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レベル概念の世界にいったらランクを上げる事になった  作者: シグアルト
第一話「ランク・ドミネーション」
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フェイズ6「調査団結成」

ここまででオープニングフェイズは全て終了となります。

 私の名はグノバ、敬虔なる神の徒である。


 今、私は大陸の外れにあるイザード王国にいる。先日この隣国であるアストラル共和国で問題が発生した為調査団を募るというものであった。

 無論アストラル共和国の噂は私の『助けを求める幼子の声も聞き逃さない』耳にも届いている。

 いわく調査に向かった者は誰一人戻らない、いわくアストラルで軍事行動の準備をしているため近付いた人々を口封じに殺している。などなど非常にキナ臭い限りだ。




 大歓迎である。




 僅かな募集期間の時期にこの国にた(・)ま(・)た(・)ま(・)滞在していた、そんな事がある筈が無い。これは神の与えたもうた試練に違いないのだ。

 なれば私の『助けを求(以下略』耳に入る噂はこの試練の苦難の大きさをより際立たせている。果てしなく大きな苦難、これこそが神の試練を求める私が欲する何よりのものなのだ。


 そんな解釈を考えつつ王宮へ向かい待合室へ通されると、一人の人物が既に椅子に腰掛けていた。

 フードを頭から被り栗色のから伸びる二本の耳のようなもの、獣族(ヴァーナ)だろうかと一瞬考えるもそれはただの髪であると気付き少しの時間その人物を観察する。

 少年とも少女とも取れない均整な体つき、そこから感じる一種の神々しさ――


「(半神族(ディーバ)ですね。)」


 そう納得しその少女(しょうねん)の反対側の席に座る。

 先程のグノバの目線も意に介さず目を瞑りじっと待つその人物に好感のようなものを感じたグノバは、それに習い自身も瞑想へとふけるのであった。








 ◇◆◇◆◇







 その後、待合室へとやってきたカレン達がやってくるとお互いに挨拶を交わし協力を約束する。

 イザード王国最強の聖騎士団すら達成出来なかった調査、それに向かう精鋭の面々が今集まったのだ。



 イザード王国の懐刀、忍術指南学校校長――――――――――神速丸。


 同じくイザード王国に住む忠実な臣下―――――――――シャドウ丸。


 流れの信徒、盲目なる聖職者――――――――――――グノバ。


 詳細不明、謎に包まれたニンジャ――――――――トキアメ。


 そして異世界よりの来訪者、久野カレンを加えた五人はイージス王国で準備を整えると隣国へ向けて歩みを向けるのであった。





 後にこの五人が成し遂げる偉業を、この時は誰一人知らない―――――――――

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