共有された輪
広場に佇む一行の静寂は、ルナラと監督のエレナラ・ヴェイラの積極的な存在感によってさらに深められている。二人は遠い存在ではなく、この夜の思索の核心に欠かせない存在だ。同じ空間を共有する中で、監督は生徒たちの運命について異なる視点を提供し、ルナラの存在は皆の心の平安を支える錨のような役割を果たしている。
ルナラは音もなく歩み寄ると、ゼイリンの隣に静かに身を横たえ、ブランケットに毛皮を触れさせながら、完璧に輪の中に溶け込んだ。
「あなたがここにいると、何かが違う気がするわ、ルナラ」潮里は狼の頭を撫でながら言った。「まるで自然そのものが、私たちと一緒に休むことにしたみたい」
学院から彼らの元へ降りてきた学園長エレナラ・ヴェイラは、驚くほど自然に腰を下ろし、教える側と学ぶ側の境界線を消し去った。
「時として」学園長は火を見つめながら言った。「教える側も、なぜ私たちが教育しているのかを思い出す必要があるの。あなたたちが手にするかもしれない力のためではなく、他のすべてが崩れ去ったときに、あなたたちが何を支えられるのか。それを見るためなのよ」
ドラケアは挑戦的な態度を捨て、まっすぐに学園長を見つめた。
「私たちは、来るべき試練を支えるに足る存在でしょうか、学園長?」
エレナラは珍しく穏やかな笑みを浮かべた。
「自分たちを見てごらんなさい。側にルナラがいて、仲間との絆があり、そしてあなたたち自身の意志がある。学院にとって『十分』かどうかではないわ。今夜ここで築き上げたものに対して、どれだけ誠実でいられるか。それがすべてよ」
ライウェンはその言葉の重みを感じ、頷いた。
「私たちだけがそう感じているのではないと分かって安心しました。学園長がここにいてくださることで、疑念の重さが変わります」
ニヴラは小さく微笑み、学園長の方へ少し身を寄せた。
「つまり、今夜はただの休息じゃないのね。準備の時間なんだわ」
ルナラが低く喉を鳴らした。同意を示すかのようなその音に、茜は狼の背中に手を置き、その存在の確かさを感じ取っていた。




