巨人の笑い声
広場では、生徒たちは自然と互いの交流を楽しんでいた。若い一つ目の巨人ブロンテスも、友人たちとの冗談や議論に加わり、静かな強さと忠誠心で貢献していた。校長のエレナラ・ヴェイラは、生徒たちがどのようにして、階級制度が消え去り、友情だけが唯一の価値となる安全な空間を作り出したのかを遠くから見守っていた。
ブロンテスは芝生の上にどさっと座り込み、地面がわずかに揺れた。そして、広場中に響き渡るような笑い声を上げた。
「ブロンテス、ピクニックを潰しそうになったじゃないか!」ゼイリンは笑いながら叫び、サイクロプスの動きをかわした。
「ごめん、ごめん」ブロンテスは照れくさそうに微笑みながら首の後ろを掻いた。「みんなで一緒にいると、なんだか狭く感じるんだよ、そう思わない?」
近くに座っていたラルティは本を閉じ、巨人の腕を軽く、親しげに叩いた。
「大切な人たちが一箇所に集まると、こうなるんだよ、友よ」
ルナラはブロンテスのそばに寄り添い、サイクロプスは優しく彼女を撫でた。
近くの岩に座っていたエレナラ・ヴェイラは、その様子をじっと見つめていた。「みんながこうしているのを見ると、心が和むわね」校長はそう呟いた。学園では、ある一定の姿勢を保つことが求められることが多いけれど、ここでは……ここでは、ありのままの自分でいられる。
ドラケアは校長先生に目をやり、それからブロンテスを見た。
不思議なことに、ブロンテスがいると、学園のどんなに難しい試験でも、乗り越えられるような気がする。
ブロンテスは肩をすくめ、皆を真剣な眼差しで見つめた。
私の力だけの問題じゃないの。みんながお互いを支え合えば、どんな試験も、どんな戦いも、私たちを打ち負かすことはできないから。
その通りね、とアカネはグラスを掲げて乾杯した。みんなに。




