戦場の狼
夕暮れの庭で、ドラケアとゼイリンが対峙する中、ルナラが乱入し戦いは激化。校長エレナラはその戦いを観察し、学生たちに教訓を示す。
夕陽が庭を黄金色に染め、学生たちは円を作り、禁じられた決闘のように見守っていた。
ドラケアは炎を握り、ゼイリンは水を盾に構えた。
突然、挑戦的な笑い声が響いた。
狼の学生ルナラが木々から現れた。耳は動き、牙は光り、瞳は戦いを求めていた。
ルナラ「またあの子のために戦ってるの?退屈ね。本当の戦いを見せてあげる。」
彼女は跳び込み、炎と水に爪を加えた。
学生たちはざわめき、恐れと興奮が入り混じった。
校長エレナラはシオリとカオリの後ろに立ち、声を響かせた。
「よく見なさい。ドラケアは炎の力に頼るが、防御は弱い。ゼイリンは水で応じ、冷静だが受け身になりやすい。そしてルナラは本能そのもの。爪は均衡を壊すが、戦略はない。」
シオリ「じゃあ…誰が勝つの?」
エレナラ「勝敗ではない。理解することだ。攻撃は魂を、守りは恐れを映す。」
戦いは激化した。炎、波、爪が衝突し、蒸気が立ち込めた。
その中で声が響いた。
「シオリ、これは君のためだ!」
誰の声か分からず、シオリは震えた。
リウィン「シオリ…二人とも…君のため?」
蒸気が晴れ、ルナラが再び突進した瞬間、アザリナが立ち上がった。
「やめて、ドラケア!全部壊させない!」
ゼイリンは頷き、水を流し、アザリナの魔法と合流させた。
波と魔法が炎を逸らし、ルナラを巻き込んだ。
ルナラは地面に倒れ、爪を土に突き立てたが立ち上がれなかった。
学生たちは息を呑んだ。
エレナラ「見なさい。意志の結束は本能すら打ち倒す。」
ルナラは倒れながらも笑みを浮かべ、戦いはまだ終わらなかった。




