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最後の賢者 エレメニルの物語  作者: 山乃末子
賢者の覚醒
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集う同盟

 ウェルは大丈夫だと思ってはいたが、レイドとエアリアの無事を確認してほっとしていた。レイドは兜を外している。鎧は着たままだ。グレイドやランド、トードも来たので、エアリア達も少し驚いたようだ。一時はバラバラになった同盟の面々だが、こうしてまた集った。


「ウェル、ベルゼフはおかげで討つことができたよ。ありがとう」


 レイドとエアリアは、サーラが残した魔法の印を探して追跡していった。その先にあったのは水の国の古城だった。ベルゼフがレイド達に気がついたため戦闘になった。騎士や魔法使いはエアリアがまとめて相手をし、ベルゼフとレイドの一騎打ちになった。


 強力な空の魔法を使う者同士の戦いは、魔力量で決まるといっていい。魔力を相殺そうさいし合った後で、魔力が残った方のみが空の魔法を使えるから、ということもある。ベルゼフはウェルに強化されたレイドには敵わなかった。魔力を相殺した後でも、レイドには普段以上の魔力が残っていた。相殺の時に、フレドの魔剣にウェルの込めた魔力をかなり使ったためだ。しかもフレドの魔剣はそれでも以前より強力な魔力を残していた。ベルゼフは、レイドに火の魔剣で鎧ごと胴を真っ二つにされ、その後燃えて炭になってしまったらしい。チェイニとの遭遇を恐れて、二人はそのまますぐにクレフのアジトまで引き返してきた。


 もっと前にしておいても良かったのかもしれないが、ウェルはここでレイドを空の騎士に任じた。


 ウェル達の報告することはトードの成果ぐらいだろう。トードがエアリア達に説明している間に、ウェルは紙に何か書き付けていた。フェイは、何を書いているんだい、と聞いてきた。


「トードが見つけてくれた空の魔法の封印方法さ」


「チェイニに使うのか」


「いや・・・違うんだ。後で説明するよ」


 読んでおいて、レイドも。といってその紙をウェルはエアリアに渡した。


「では、これからチェイニのところへ向かいます。俺だけでもいいのですが、レイドとエアリアには少し離れてついてきて欲しいのです。チェイニを討った後にすることがあるので・・・」


 トード、サーラ、クレフ達が次々に言う。


「私も行こう。戦力になるかはわからないが、移動の役には立つだろう」


「私も行くよ。いざとなったら転送の魔石で助けてあげる」


「僕も行こう。ミーシャがいるかもしれないし」


 フェイやグレイド、ランドもついてくることになった。フェイは、折角ここまで一緒に来たのだから、最後までついて行きたいね、と言った。ランドやグレイドも別に命は惜しくないから、連れて行ってくれと言った。


 こうして総勢9人の大所帯でチェイニの城へ向かうことになった。ウェルは想定していなかった事態だったが。


 次回から最終章です。結末とエンディングになります。


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