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聖女召喚に巻き込まれなかったモブ夫はダンジョン無双で迎えに行きます!  作者: 如月いさみ


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大阪ダンジョン攻略 8

 PKは日本ギルドセンターの方で禁止命令が出ているがそれはルール上のことで『出来ないわけではない』のだ。


 日本ではルールを守るという概念が強いのでPKは起きていないが海外では同じように禁止事項となっていても起きているという情報が流れている。


 日本でも起きる時は起きる。


 玖路は真司が歩き出すのに合わせて足を進めた。

 直ぐに戻りたくない理由はもう少し稼ぎたいというのもあるが、玖路の場合は少しでも探索を進めてここがどういう場所なのか知りたい気持ちが強かった。


「千穂がいるかどうか……それだけでも知りたい」

 あの時に消え去った彼女がこちらの世界にいるという確信が欲しかったのだ。


 玖路はそう考えながら更に前へと足を進めた。


 木々は生い茂り、時折風が流れるざわざわと梢を響かせる。霧で濁っているがそれでも薄っすらと青い空が枝葉の間から見える。ただ木陰は異様に暗い。


 扉が小さければきっと帰り道に迷ってしまうだろう。

 木々の間からも見える扉がある意味、玖路にも真司似も安堵感を与えた。


 暫くその緑が作る光と影の交差する獣道を進むと最初に出会った虎ほどのものではないが小さな角を生やしたウサギが突進してきたり、ぶにょぶにょのスライムという生物が襲ってきた。


 玖路は銃の弾数を確認し

「もう少し進んだら一度引き返した方が良いな」

 と冷静に判断した。


 先には進みたいが、弾切れは命綱が切れたのと同じである。

 警察で訓練を受けていたのでその辺りの判断は正確だった。


 真司も汗を拭い

「確かに後5発じゃ帰りを感がるとヤバいな」

 と答えた。


 その時であった。

 大きな悲鳴が二人の耳を打った。


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