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【完結済】お肌ボロボロのピクルス国令嬢は、お肌ツルツルのタクアン国市民に恋をする  作者: 眠れぬ夜の小鳥


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10/13

最後のピクルス.予想外の告白と溺愛

目を覚ますと、彼と目が合った。


「おはよう、マリエッタ。寂しかったか?」

「ち、近いわ!ちょっと離れて!」


顔を覗き込んで来るものだから、とっさに後ずさりした。


「驚かせてごめんな。落ち着いたか?」

「ええ、さっきよりは大丈夫だけど、まだ心臓がドキドキしてるわ…」

「俺がいない間も、字の練習をしてたのか…。見てもいいか?」

「渡すつもりで書いたから、読んでちょうだい」


顔を真っ赤にしながら、彼に手渡した。読み終えた時の反応が怖くて、あたしはうつむいた。


「これ、字の練習じゃなくて、恋文だな?先手を取られちまったな…」

「え?」

「帰ったら、先に言うつもりでいた。返事をするから待っててくれ」


そう言うと、ヒジカタは荷物の中から、光る物を取り出した。


「俺もマリエッタが好きだ!よければ指輪を受け取ってくれないか?」

「いいの?あたし、まだまだできない事だらけよ?」

「君は外国から何も知らない状態でここまで来て、大変だったろう?それでも決して諦めず、この国になじもうと努力をしてきたじゃないか!手紙も俺より綺麗に書けていて読みやすかった」

「ありがとう…ヒジカタ、大好きよ♡」

「おいおい、名前で呼んでくれないか?『悟』だと教えただろう」

「『サトル』…なんだか慣れないわね」

「マリエッタ、手を出して」

「はい…」


あたしの手には、サンゴが埋め込まれた金の指輪がはめられた。


「こんな日が来るとは思わなかったわ…」

「綺麗だ、マリエッタ。肌もこんなに美しくなったな」


彼が、あたしの頬をなでる。そして、そっとキスをした。


「おめでとうございます!幸せそうでなによりです」

「サラサがいるのを忘れてたわ…」

「それでは、私は母国へ帰り、ご両親にご結婚の意を伝えてまいります。後はごゆっくりどうぞ!」

「帰るお金はあるのか?」

「そうですね…稼いだお金では少々心許ないので、お借りしてもよろしいでしょうか?きちんと返しますので」

「無事に帰って来れたらそれでいい。マリエッタを悲しませないでくれ」

「もちろんでございます。必ずや帰ってまいります」


サラサは風呂敷に荷物をまとめて家を出た。


「侍女が帰国している間に、夫婦らしく過ごすか」

「…ええ」


見つめ合いながら、キスをする。繰り返しているうちに深くなってきた。


「ほら、名前呼んでくれ。まだ足りない」

「サ、サトル…好きよ、大好き♡」

「いい子だ。褒美をやろう」

「んっ…」


息も絶え絶えになった頃、帯に手がかかる。


「…そろそろいいか?俺、もう限界なんだが」


意味を理解したあたしは、うつむきながらも返事した。


「うん…」

「かわいい顔を隠さないで欲しい。口づけたくなる」


あたしをお姫様抱っこした彼は、布団の上にそっと降ろした。


「痛かったら言ってくれ。できるだけ優しくすると誓おう」

「はい…」


帯がほどかれ、着物を脱がされる度にドキドキが止まらない。


「緊張しないでくれ。綺麗だから」

「あたし、この前まで太ってたのよ。それがこんな…」

「くびれるまで頑張ったんだな。愛してるよ…」

「あたしも愛してる…」


あたしは、彼に触れられる度に幸せを噛みしめていた…。


完(番外編1〜3へ続く…)

読んでいただきありがとうございます!


小話⑩やっと2人が結ばれました!長かったような短かったような気持ちです。番外編もぜひお読みください♡

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