一応の覚悟 ⭐︎
現代短歌なので、小難しいことは抜きにして。
感じたままを詠んでみました。
お気楽に味わってみてください。
夏空に吸い込まれていく蝉の声
今が盛りと遠慮も知らず
砂臥 環様よりいただいたIFA
患部が患部ですし、腫瘍ですからね〜。先生も綺麗に取れれば……とかちょっと言葉濁しましたよね。腫瘍もさることながら、血膜ってなに?
なんでこんなものが脳の隙間を縫うように広がってんの?
しかもこれが運動能力を邪魔しているらしい?
血膜を削って取る。貧相な脳ミソが削られて減るってことよね。大丈夫か? わたしの思考能力?
でも、脳の中にいつ爆ぜるともわからない時限爆弾抱えて生活しているよりは良いじゃん。何事も良い方へ考えましょう♪
わたしは強運な女なのです。(←※注:思い込み!)
同じ病で父が亡くなっていますので、一応覚悟はしました。成功を願ってはいますが、不安要素がデカ過ぎて。
それが連載中の作品を強制でも良いから終了させること……←※アホ
永遠に連載中になってしまうのもナンですし、戻って来れても脳をいじられるちゃうので、五七五七七が撚れる自信は無い。
早朝に聴く軽やかな蝉の輪唱
命の歌は今日も続いて
病院では9時消灯6時起床という規則正しく生活を送っています。それまでの不規則極まりない生活とは大違い! 家族の面倒を見なくても済むので、朝はのんびり創作に当てられる。で、こんなエッセイ書いているのですが、良いのか?悪いのか?
ええい、これもリハビリの一環よっ!
病室からは声の主は遠けれど
確かに聴こえる命の輪廻
夏空の強炭酸割り飲み干せば
喉を抜ける刺激の急流
それに季節はとっくに夏だというのに、いつまでも『夏の隣』はいけませんよね。
でもさ、そうなると、これ、辞世の句になっちゃうのか?とか考えちゃうとお短歌出来の悪さに、涙しか出てこない。こりゃぁ、なにがなんでも舞い戻って、もうちょっと出来の良い短歌詠めるようになりたいって、思いましたね。そしてICU での苦しさ。手術より(手術は寝ているだけですもん)麻酔酔いの方が苦しかった(泣)
この苦しみをエッセイにしたためてやれって、思いつつ、乗り越えてきました。じゃないと死んでも死にきれない!
あ、そんな事ばかり考えていたから、脳が冷えず収納可能サイズに戻らなくて、蓋がするのに手間取ったのか??
先生、ごめんなさい……。
で、手術当日。朝9時。ここから順調にいって約8時間の予定です。先生よろしくお願い申し上げます。手術着に着替えて車椅子で移動。
運ばれる子牛の気持ちあの歌の
車椅子の揺れ 重なって
手術室はウルトラほんとに寒くって地下納骨堂はかい?ってくらい寒かった。寒さは恐怖心を呼び覚ますらしい。どうせ直ぐに完全に眠らされちゃうんだけどさ。手術着ってペラペラなんだもの。
しかもわたしの部屋は4号室。
「本日はこちらのお部屋、用意しました」で、「4号室かい?」と思いましたが、今更「4号室はイヤだと」かは言えませんよね。
もしかしたら、脳外科の手術は設備の関係で4号室が固定……なのかもしれませんし。なんにしたって、もう運を天に任せるしかないのですから。それにわたしと数字の4って、そんなに相性悪く無いはず? がんばれ、わたしの強運!
で、武者震いをしつつ(まじ室温が寒いんですが)車椅子のまま手術室に運ばれて行きました。
これって、マジでまな板の上の鯉(鯛)じゃない。お刺身になっちゃうのかなぁ?なんてね。
砂臥様からいただいたIFA。金眼鯛ヴァージョン。
御来訪、ありがとうございます。
子牛の出てくるあの歌、市場で売られに連れついかれる、もの悲しい童謡です。




