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病とともに生きる  作者: Takatan
くも膜下出血編
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くも膜下出血とともに生きる

 くも膜下出血の「せい」という、自分で自分にかけた呪いから解放され、私は本当に精神的に自由になりました。教育の現場で自分がやりたいことについても、前に立つ指導ではなく、横に寄りそう支援がしたいのだと確信しました。

 その中で、臨床心理士資格試験に合格、その後公認心理師の資格を取得し、今に至ります。現在は心理的な支援を生業としています。

 あの日、臨床心理士のあの方がおっしゃったように、私が行き止まりと感じていた高くそびえていた壁は分岐点だっただけ、人生は終わってはいませんでした。いのちさえつないでいれば、人生は続いていくんだと、今実感しています。

 そして、あの時、教職というとても大きなものを手放したその手で、若き日に諦めていた心理士という夢をつかむことができました。つかむことと手放すことは、実は表裏一体なのだとも今感じています。

 くも膜下出血のおかげで歩むことになった、新しい人生の道程。その1つひとつを、大切にそして丁寧に味わいながら、今日も明日も、私は命をつないでいます。

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