表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
退屈は僕を殺したい  作者: おどろん
第五章 組織襲撃 編

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

67/82

取引

そろそろ本格的に過去の投稿を見直し修正していこうと考えております。

(傍点やルビ振りなどのシステムがあることすら理解していなかったため)


無論、新Epのほうも筒がなく2日1本ペースを守って投稿していくつもりです。

前の方の話から修正していき、その度にX等でアナウンスさせていただこうと思っておりますので、今後ともよろしくお願いします( ・∀・)


↓Xアカウントです。フォローしてね♥️

https://x.com/rAQDPtARVO47344

時は現在より3日前まで遡る。

ユキがトリニティに単独で調査を敢行した当日のことだ。



ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー



『私はユキ。私も、私たちもアナタたちと話がしたいと思っていたわ。』


あくまでも()()()()から頭に直接話しかける。

ノコノコと出ていって面と向かって話すほど楽観的な行動はできない。


「…思念の伝達?本当に面白いわね。」


「おい、姿は見せないのか?出てきなよ。」


各々反応を見せるが、このクロという女はつい先ほどこちらを殺そうとしたことをもう忘れたのか?


『悪くは思わないでね。今はまだ出るべきではないと考えているわ。先ほどのような攻撃を見せられたら尚更よ。』


「このまま出てきてくれなかったらあなた(クロ)のせいよ。もう黙って大人しくしていなさい。」


シロが子供を叱るようにクロに注意をする。


「………わかった。」


クロはムッとした表情を見せたものの、自分が悪いという自覚はあるのか大人しく身を引いた。


「どうしたらこちらに敵意が無いことを信じてもらえるのかしら?」


こちらのシロという女の方は話が通じる…ように見えなくもない。


『逆に聞くけど、どこまでしてくれるのかしら?先ほどは私のことを『協力者になり得る存在』…というようなことを言っていた気がするけれど、私を利用しようと言うのなら安くはないわよ。』


突き放しすぎるのも良くないが、舐められるのはもっとダメだ。

手を組むのを前提としても、大切なのはその関係性だ。

最低でも同格である必要がある。

主導権を捨ててまで手を結ぶ必要はない。

ユウトでもそう言うはずだ。

最も重要なのはこの鬼憑き達と敵対しないことなのだから、そこさえなんとかできれば良い。


「そう言われると難しいわね…。あなたの望みを教えてもらえないかしら?何か理由があってここにいるのでしょう?ある程度のことであれば、叶えてみせるわ。」


よほど自信があるということ?

しかし、手を組む前からあまりこちらの思惑をあまり晒したくはない…どうするべきかしら。


ユウトならどう考えるだろう?

いえ、無い物ねだりをしてもしょうがないわね。


『私がここにいる理由は一つ。ただの調査よ。』


「調査?」


『ええ、調査。』


とりあえずはこのシロという女の人となりから理解するとしよう。

会話を繋げて少しでも組織の情報も得られれば儲け物だ。


「何が知りたいのかしら?」


直接的な質問が来てしまう。


『いや、何がというか…全部?目的とか構成員の数とか、かしらね。』


「そんなので良ければいくらでも教えてあげるわよ。」


『えっ?』


この女には組織を守ろうという意識がないのか?

それとも単純に仲間意識がない?


「良いのか?シロ。」


案の定とも言うべきか、彼女の仲間であるクロからも確認が入る。


「良いわ。この組織(トリニティ)より彼女と…彼女たち、かしら?そちらと手を組む方が私たちのためになる。私はそう確信しているわ。」


この女、本気なの?

一体何を考えているのかしら?


「シロが良いなら()っか。」


クロも、シロの言うことなら問題ないとでもいうような態度だ。


『…じゃあ組織の情報と、有り金全部いただけるかしら?』


「いいわよ。」


『ええっ!?』


即答!?


「言ったでしょう。ある程度のことなら、叶えてみせると。」


そこまで下手(したて)に出てくるとは思っていなかった。

というよりは、この2人にとっての組織の重要度が低い?

そもそもそんなことは本当に可能なのか?

こちらを高く評価しているからこそなの?


…少し、踏み込んでみようかしら。


『とりあえずだけど、争う意志がないってことは信じてもいいわ。ただ1つだけ聞かせてほしい。』


「何かしら?」


『私に協力してほしいという、その内容と目的。それ如何(いかん)によっては手を組むのを前向きに検討することをこの場で約束するわ。パートナーに確認だけさせてもらうけれど。』


それが非常に危険、あるいは実現不可能レベルなら容易に首を縦に振れない。

しかし、許容の範囲であるならば。

もう手を組むと決めてしまってもいいと思っている自分がいる。

それほどにこちらに対する害意が感じられない。


「私の目的?そうねぇ、一言で言うなら…」


人差し指を顎へやって、思考するように目を閉じる。


「人探し、かしらね。」


彼女たちの望みは()しくも、ユキの願いと似たものであった。


『人探し…』


「そう。私たちにとって、この世で最も大切な存在であり、私達の生きる意味そのもので…私たちが愛し、私たちを愛してくれる人。」


ユウトではないから、彼女たちの心の奥底まで見通すことなどできない。

ただ、その美しくも影のかかった彼女の顔からは『深い愛情』と、『深い悲しみ』があるのは容易に分かった。


「本当に大切な存在なのね。あなた達にとって。」


もう、姿を隠す必要はないと判断する。

ユウトがここにいれば止められる可能性は高いだろうが、出ていきたくなったのだ。

分の悪い賭けにはならないだろうとも思う。

姿を二人の前にさらけ出すと、元々こちらの方に顔を向けていた彼女たちはすぐにユキを補足した。


「あら!?とても可愛らしいのね!ユキちゃんって言ったかしら?」


「ちゃんは止めてちょうだい。」


ちゃん付けで呼ばれることなど久しく無かった。


…お姉ちゃん以来ね。


何故かテンションが上がっているシロからクロの方へと視線を移す。


「ユウトと一緒だ。ユキもなんか不思議な匂いがするぞ。」


一瞬、少し漏らしてしまったことがバレたのかとかなり焦ったが、どうやらそういうことではなさそうだ。


「不思議な匂い?」


「うん。なんかこう…知らないヤツから実家の匂いがする、みたいな?」


話している感じ、シロと比べてオツムは大分弱そうだと思ってはいたが、言っている意味がまるで分からない。


「ごめんなさいね。こういう子なの。」


「いえ、気にしてないわ。それより建設的な話をしましょう。」


シロがクロの発言した謎の感想を謝罪してくるが、ことここに至ってはもはやそんな些事はどうでも良い。

気持ちを切り替える。


「あなたたちと話をして、こちらとしても手を組むことに依存はない…それどころか此方から協力を願いたいくらいよ。私達はお互いを補える良い関係を築けると思う。まずは自己紹介といきましょうか。」


今回の冒頭の台詞


『私はユキ。私も、私たちもアナタたちと話がしたいと思っていたわ。』


ですが、Ep.59のほぼ最後の辺りからコピペで引っ張ろうとした時に気付きました!

『ユキ』が『メグ』になっておりました…


現在は修正しております。

すみません。ヽ(;▽;)ノ


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ