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退屈は僕を殺したい  作者: おどろん
第四章 特訓篇

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ユキとメグ

そう言えばユキのパート全然ないやん!

とフッと思い出し、急遽特訓パート前にぶちこみました。

ようやっと次回から特訓に入れます!

ここまで繋げるのが大変だった…

『…っていう感じ。やっぱりユウトはすごいね。』


電話の先から聞こえてくる声は、普段の彼女よりややテンションが高く感じる。

ユウトのことを褒められるのはなんだか自分まで嬉しくなってしまう。


「あなたもユウトのことが気に入ったようね。でもユウトは私のだから許可なく手を出してはダメよ。」


冗談半分、本気半分だがメグが自分を裏切るようなことをしないのは確信している。


『大丈夫。メグはユキに幸せになってほしいから、二人のお手伝いを頑張るだけ。』


「ふふっ。ありがとうメグ。私の親友。ずっと一緒よ。」


『ユウトと結ばれても?』


「もちろんよ。ユウトならダメと言わないでしょうし、もし言われても私がユウトを説得するもの。私にはメグが必要だって。メグはもう私の一部だもの。」


『ユキ…。ありがとう、大好き。』


「…あぁ~!可愛いわねっ!このっ‼」


無表情で感情の波も弱いメグから時折聞く『大好き』は、可愛いを通り越してもはや麻薬だ。


目の前にいるわけでもないのに、愛らしすぎて悶えてしまう。


『それはそうと、にゅーとららいず?ってどういうモノなの?龍堂茜にも通用するかも…ってユウトが言っていたけど、そんなモノが本当に存在するの?』


「ええ。あなたがユウトと初めて会ったとき、私は意識を失っていたでしょう?それはあの力によるものよ。」


『ユキが気を失ってるところなんて見たことなかったからあの時は本当に焦った。ユウトが力を使いこなせば、あの龍堂茜にも勝てる?』


「…どうかしら。物凄い能力だし、ユウト自身もとても優秀だけど…」


龍堂茜は怪物だ。

自分なら負けるとは思っていないが、ちゃんと倒しきれる自信があるかと言われれば素直には頷けない。

既に対処法は考えてあるが、それが効かなかったら非常に面倒なことになるだろう。

そもそも…


『やっぱり、ユキじゃないと勝てない?』


「そもそも、ユウトは龍堂茜と戦えるのかしら?」


『?どういうこと?龍堂茜相手じゃ戦闘と呼べるものにもならないってこと?』


メグはまだ少し表面的なところしか見えていないようだ。

まぁそれもしょうがないだろう。

メグはそもそも人間関係、付き合いといったものと少し縁遠い性格をしているから。


「ユウトはとっても優しいから、ね…」

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