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退屈は僕を殺したい  作者: おどろん
第六章 七騎士編

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ユリヤの真意

お疲れ様です。

最近マジで暑いです。

現場仕事なので汗かきまくりで満員電車でスメハラになってないかが心配…


最近は感想がようやく貰えてテンションあがりまくりです。

確か評価数も増えたかな?

というか、今さらだけど前書きでストーリー関係ないこと書いていいんだっけ?(笑)

「ユリヤを倒す…だと?」


「うん。記憶を取り戻すにはそれしかないでしょう?」


実際に、記憶を取り戻すにはおそらくユリヤをなんとかする必要があると思う。

正直、記憶なんて()()()()()()んだけど。

ユキたち曰く、今後も狙われる可能性が高いということだし、『最強』であるアカネより厄介さは上とのことだから、叩ける内に叩いた方が良いよね。


「ユリヤは仲間なんだぞ?狩人協会の1位…現場のトップという立場だ。」


「じゃあ僕の記憶はどうするの?ずっとこのままでいろって言うの?」


「いや、それは…ユリヤの真意を確かめないことには、」


「『真意』次第では受け入れるって?もしこのままなんだったら、僕はシロとクロのところに行くよ。」


その言葉を聞いてアカネは目を見開く。


「っ!?どうしてだよっ!?」


「記憶が消される前の僕のことは分からないけど、今の僕はアカネのことをそこまで信用していない。シロとクロが『お前は龍堂茜を信用し、とても便りにしていた』って言ってたからそれを信じただけ。助けてくれないならここに帰ってきた意味なんてないし。」


「…ドライなところはユウトのままだな。」


「神楽って人も悲しませるだろうけど、正直それもどうでもいいしね。言ってみれば知らない人だし。会ったばかりの人が悲しもうが辛かろうが僕には関係ない。じゃ、そういうことで…」


身を翻して部屋を後にしようとする。


「待てっ!!」


「…真意は確かめるが、別に記憶を戻さないとは言ってない。アタシがユリヤを説得してみせる。必ず記憶は取り戻すから、この家にいろ。」


「そうこなくっちゃね。」



これで土台はOKかな。



「ユリアの場所に心当たりは?」


「本人の家にいたんだよ。シロとクロも下調べして襲撃に行ったって言っていたから間違いないと思う。」


「…国外か。アタシが国外に行くのは少し面倒なんだが、仕方がないな。足がつかないように海から行くか。」


「船で行くの?飛行機のほうが早いんじゃない?」


「いや、海上を走っていく。」


「ああ、そう…」


最強だとも聞いていたし、さっきも日本を3周だとかどうとか言っていたけど、多分考えるだけ無駄かな。


「ただ…家の場所も知ってはいるが、ユリヤがその気になったらほぼ捕まえられないんだよな。アイツどこにでもワープできるし。」


それはシロとクロも心配していたことだ。

ただユキだけは違った。


彼女にも()()()()()したからいつでも追えるわ。


そう言う彼女にどういうことか尋ねると、彼女はマーキングをした相手…というか場所に転移の異空間を作れるらしい。そもそもユキがユリヤの家に助けに来てくれたのは、様子のおかしい僕を心配していてこっそりとマーキングしたかららしい。異常を感じて慌てて跳んできたのだとか。


とはいえ、流石にアカネに

『ユキに力に借りよう』

とは言い出すことはできない。

そもそも、僕はユリヤは逃げないんじゃないかと思う。

あくまでもただの勘だけど、ひとまずはアカネに任せよう。


「じゃあ今すぐ行ってくる。少しは寝れたからな。…あっ、少し待ってろ。」


下着の上に僕のブレザーだけ着たという格好で廊下に出ていく。

彼女に羞恥という感情はないのかな?

僕以外女しかいないからかもしれないけど、限度があるよね。


5分くらい何もなく、やることが無いから自分の部屋だった場所を見渡す。


「趣味とか、好きなこととか、何も無かったのかな?」


なんの変哲も面白味もない部屋。

シンプルと言えばそれまでだけど、つまらない。

ダンベルが転がっている。


筋トレが好きだったのかな?


コンコンコン。


ドアをノックする音。

アカネが戻ってきたのかな?


「アカネ?入っていいよ。」


何故か5秒ほど時間が空いたが、ようやくドアが開かれる。


「アカネはノックなんかしないわよ。普段はね。」


入ってきたのは中学生…いや、小学生?くらいの女の子。

誰だろう?

もう1人、アカネと神楽の友達の『杏』って子がいるのは聞いてるけど、こんなに歳が離れているとは思えないし。


「こんにちは。君、お名前は?僕はユウトです。」


腰を屈めて目線の高さを合わせる。

歳上の異性と話す時は安心させてあげないとね。


「私はあなたの1つ()よっ!!…まぁ正確には分からないけど、私は18歳よ!」


「ええぇ!!??」


「なんでそんなに驚くのよ!?失礼ね!!」


あり得ない!

こんなに小さいのに僕よりも歳上!?

…いや、色々と超常現象なんかもあるみたいだし、ひょっとしたら彼女は吸血鬼的な存在で、長寿の生物で見た目より歳をとっている…みたいな感じなのかも?


「あなたはその…人間、なんですか?」


「ぶっ!?」

「…………」


アカネが何故か吹き出し、謎の少女はピクピクと震えている。

ひょっとして聞き方を間違えたか?

人間なんかと一緒にするな、と激怒されてしまうかもしれない。

血を吸われたりしてしまうのだろうか…?

怖い!


「ア、アカネ!助けて!!」


恐ろしい吸血鬼(仮)から円弧に距離を取りながらアカネの背中に抱きつく。

どれだけ恐ろしい存在だとしても、アカネには勝てないはずだ!


「ワハハハッ!やっぱり記憶を無くしてもユウトは面白いヤツだな!!」


「何にも面白くないわよっ!!私、一体どんな風に思われてるのっ!?」


「吸血鬼では、ないのですか…?」


「そんなわけないでしょ!!ムキィーー!!」


その後、彼女こそがこの家にいる最後の1人。

杏という女性であることが分かり、もう平謝りすることしかできず、怒りが静まるまでまともに会話をすることができなかった。



ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー



「それで、どうして杏…先輩を連れてきたの?」


杏がようやく少し落ち着いてきたから、アカネに話を振る。


「記憶がないのに、フラフラしてたら危ないだろ?ボロも出やすいだろうし、杏をサポートにつける。神楽も最近色々あってメンタルに結構ダメージがいってるから、これ以上に負担をかけさせたくないんだ。」


「そっか。アカネはすごく優しいんだね。」


「…………」


あっ。

また照れてる。


「確かにユウト君なら演技でも言わなそうね。とはいえ、日常会話には全く問題なし。エピソード記憶だけがゴッソリと抜け落ちてしまっている…。大きな怪我もした様子がないし、不自然だわ。でも、ユリヤ様がそんなことをするはずが…」


杏先輩は冷静になったのか、僕の状況を分析しようとしている。


見た目は子供、頭脳は大人ってやつだね。

…あれ?なんだっけこれ?


「とりあえず、そう言うことなら分かったよ。杏先輩、どうぞよろしくお願いします。」


「ええ。…とはいえ、神楽相手にユウト君のことを誤魔化し続けるのはかなり厳しいと思うわ。早めにケリをつけてちょうだい。アカネ。」


「分かってる。ユリヤの真意を確かめて、記憶を戻させる。拒否したら…」


「あまり、荒っぽいことはしないようにね?」


「それはユリヤ次第だ。どういう理由があっても、ユウトの記憶を奪うのはダメだ。」


「よろしく頼むよ、アカネ。気をつけてね。」


「…調子狂うな。」


頬をポリポリ掻いてから部屋の窓を開ける。

暑かったのかな?


「じゃ、行ってくる。」


そのまま窓から飛び降りてしまった。


「あっ!」


僕は驚いて声をあげた。


「アカネなら大丈夫よ、ユウト君。高層ビルから…いや、飛行機から飛び降りたって怪我の1つもしないんだから。」


「いや、裸足でどこに行くんだろうと思って。」


「………」


ピンポーン


その時、家のインターホンが鳴った。


開いた窓から玄関のほうを見ると、

バツの悪そうな顔でこちらを見上げているアカネがいた。


「アカネはあんまり後先考えないで動くタイプなんだ。」


「…まぁ戦闘とかでは敵なしなんだけどね。」


2人で苦笑しながら玄関へ向かった。



Xやってるで

フォロー頼むでー

https://x.com/rAQDPtARVO47344

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