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転生しても、現代社会じゃ魔法は要らない子?!  作者: 極楽とんぼ
大学4年

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司法書士??

『取り敢えず、金子さんのところへ弟子入りさせて貰うようお願いしたいと言う結論になりました。

 なのでエリはあちらの高校に入学するための受験手続きを調べ、母もあちらで仕事を探して、見つかったら俺以外家族全員であっちに引っ越すことになりそうです』

 数日後、蓮君から返事が来た。

 急遽お母さんとエリちゃんとで諏訪に行って金子夫妻と面談したそうだけど、相性は良かったようだね。


「おお〜。

 お母さんの仕事が見つかったら蓮君を除いた家族全員であっちに引っ越すつもりっぽい」

 源之助を抱き抱えて爪を切っていた碧に報告する。


「あらそうなんだ。

 今住んでいる家は貸し出すのかな?」

 碧がちょっと首を傾げながら言う。


「そっか、あれって賃貸じゃ無くて持ち家なのかな?

 だとしたら売らない方が良さげだよね」

 死んだ父親との思い出の家だろうし、今後お母さんがローンを組んで家を買えるかどうかは微妙だろうし。


 まあ、諏訪での暮らしが気に入ってあっちの永住することになるならあの家を売れば良いだろうが。弟くんが大学に入るぐらいのタイミングで東京に戻るんだったらそれまで定期借家で貸すか、蓮君が一人で住むかした方が良いかも?


 一軒家に一人で住むとなると維持が大変だろうけど。だが、貸し出すとなったら家具を全部退けなきゃだからねぇ。

 今だったら安い家具を買う方が引越し業者に東京から諏訪まで運んでもらうより安そう。

 というか、トランクルームや倉庫を借りて家具を入れておくのだって、下手したら家具代より高くつくかも?

 まあ、家具も値段はピンキリだからね。

 お父さんが死ぬ気なんて全然なくって50年ぐらい死ぬまで使うつもりで良い物を買っていたなら、倉庫代なんて目じゃない高額品を揃えていた可能性もある。


「そう言えば、あの和紙の工房って最近どうなったのかな?

 退魔協会から大々的に中抜きされてたのが判明して、それが是正されたならそれなりに儲かって忙しくなってるのかも?

 蓮君のお母さんが何をする人なのかは知らないけど、普通の事務職っぽい人であそこが忙しくて人を雇いたいなら紹介するのもありじゃないかな?」

 余計なお節介かもだけど。


「そうねぇ。

 事務職なんだったらあそことか、それこそ美帆さんの旦那の会社も声を掛けてみても良いかもね。

 田舎って人の動きがあまりないから職も見つからないこともあるけど、人を探してもそっちが見つからないこともあるからね。

 求人していても碌なのが来ないから諦めちゃって、人伝てでしか採用してないとこもあるのよ〜」

 源之助の前脚の爪を切り終わった碧がよっこいしょと抱き抱え方を変えて後ろ脚の爪をプニっと押し出しながら言った。


 そろそろ源之助が嫌そうにモゾモゾし始めてきたね〜。

 ちょっとおもちゃを差し出して、源之助の鼻先で振って注意を引いておく。


「と言うか、お母さんに職探しについても相談するから、蓮君におばさんがどんな仕事をしたいのか、技能的に何が出来るのか、よかったら教えてと聞いておいて」

 碧が言った。


 確かに、人伝て採用が主流なら、古くからある神社の宮司さんの奥さんなんて、顔が広くて最適な頼り先だよね。


 と言うことで左手で源之助のおもちゃを小さく動かしながら、右手でタブレットを起動してチャットアプリのアイコンをタップする。

『そちらのお母さんの職探し、良かったら碧のお母さんに地域の人へ聞いて貰うのも可能だけど。

 頼っても良いと思うんだったら、お母さんがどんな仕事を考えているのか、どんな技能があるのか、教えて』


 下手に知り合いに紹介された仕事って『無いわ〜』と思っても断ったり辞めたりしにくくなるかもだから、自力で第三者を通して探すと言ってくるかもだけどね。


『聞いてみる』

 と返事が来たあと、暫く返答が無かったのでまた符の作成に戻っていたら、夕方になってそろそろ作業をやめようかと思ったところで着信があった。

 もう5時か。

 まだ2月で全然寒いし真冬って感じだけど、日は長くなってきたなぁ。


 さて。

 蓮君は何と言ってきたかな?


『母さんは司法書士なんだ。

 司法書士事務所で仕事があればそれが一番いいけど、無いんだったら暫くは適当な事務職でも良いって』


 マジっすか?

 司法書士とはなんか凄い職業だね。


「蓮君のお母さん、司法書士なんだって〜。

 司法書士事務所が理想だけど、無かったら普通の事務職でも良いらしい」

 硯や筆を台所に持っていって洗いながら碧に伝える。


「それはまた、自立性たっぷりそうな職種だね〜。

 母親と美帆さんに聞いておくわ。

 流石に尾山工房は、司法書士の仕事が無いっていうのが確定するまでは声を掛けなくていいかな」

 一瞬目を丸くした碧が軽く笑って答えた。


 うん。

 これだったら何か仕事を見つけられそうだね。

 良かった。


 ウチらが諏訪に行く際にでも、再来年からはエリちゃんに時折会っても良いかもだね〜。


 というか、私らも諏訪でのセカンドハウス用にそろそろ家具とか買わないとだなぁ。


 

 


 取り敢えず、エリちゃんは家族と無事諏訪に移転出来そうかな〜と言うことで、ここでこの話は終わりにします。

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― 新着の感想 ―
司法書士ならいくらでも勤め先がありそうですね
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