番外編⑵ 三人のキャリアウーマン――稀衣、美和子、美晴との五年ぶりの再会❶
番外編⑵「三人のキャリアウーマン――稀衣、美和子、美晴との五年ぶりの再会❶」。
今回は主人公や白河綾音ではなく、主人公の母・稀衣を中心にした過去と現在のお話です。
今では主人公と妹・珠香の母親として家庭を支えている稀衣。
しかし、もともとの彼女は会社で仕事をバリバリこなすキャリアウーマンでした。
上司や同僚、後輩から頼られ、仕事そのものにも大きなやりがいを感じていた稀衣。
そんな彼女の人生が大きく変わったきっかけが、主人公の妊娠でした。
仕事を続けるのか。
それとも一度家庭へ入るのか。
悩んだ末に稀衣が選んだのは、仕事を離れ、主人公とその後に生まれた珠香との時間を大切にすること。
そして約五年間。
母親として二人の子供を育てた稀衣は、もう一度社会へ戻ることを決意します。
再就職先として選んだのは――かつて自分が働いていた会社。
五年ものブランクを抱えて戻ることへの不安。
しかし、そこで待っていたのは想像以上に温かな、
「おかえり」
という言葉でした。
昔の上司。
かつての部下。
同僚。
そして社長。
多くの人たちから歓迎され、稀衣は再びキャリアウーマンとして歩き始めます。
そして会社へ復帰してしばらく経ったある日。
廊下ですれ違った二人の女性。
「……稀衣?」
その声に振り返った先にいたのは――。
美和子と美晴。
かつて同じ会社で働き、仕事だけでなく私生活の話までしていた二人の友人でした。
五年ぶりに同じ会社で再会した三人。
しかし、この時点ではまだ知りません。
稀衣、美和子、美晴。
三人の家族が、本人たちの知らないところで思いもよらない形につながり始めていることを――。
俺の母親――稀衣。
俺にとっては、昔から優しい母親だった。
家に帰れば「おかえり」と迎えてくれる。
俺と妹の珠香の話を聞き、家事をして、ときには父・亮介と言い合いをしながらも、最後には家族みんなで笑っている。
俺が白河綾音と付き合っていると知ったときも驚きこそしたが、綾音を一人の女性として迎えてくれた。
そんな母さんには、俺たち兄妹が生まれる前の顔があった。
それは――。
仕事をバリバリこなす、キャリアウーマンとしての顔だった。
◇◇◇
母さんは若い頃から仕事が好きだった。
大学を卒業して入社した会社。
最初は何も分からない新人社員。
電話対応。
書類作成。
会議資料の準備。
取引先への連絡。
上司の補佐。
失敗も何度もしたという。
それでも。
「仕事って、覚えてくると面白いのよ」
後になって、母さんはそう話していた。
任される仕事が増える。
後輩ができる。
重要な案件にも参加する。
そして気づけば。
上司からも。
同僚からも。
後輩からも。
「あの仕事なら稀衣さんに聞けばいい」
そう言われる存在になっていた。
当時の母さんは。
まさに仕事中心の毎日だった。
朝早く家を出る。
一日働く。
忙しい日には残業。
帰宅して。
翌朝また会社へ。
父・亮介と結婚してからも。
仕事を続けた。
父さんも。
そんな母さんを応援していた。
しかし。
ある日。
母さんの人生に。
大きな変化が訪れた。
妊娠。
俺がお腹の中にやって来た。
◇◇◇
「……どうしようかな」
当時。
母さんは相当悩んだらしい。
仕事を続けたい。
でも。
初めての妊娠。
初めての出産。
そして。
初めての子育て。
父さんと何度も話し合った。
会社にも相談した。
そして。
母さん自身が決めた。
一度。
仕事から離れる。
「辞めるの?」
父さんは聞いたという。
「うん」
「本当にいいのか?」
「今は、この子を一番にしたい」
母さんは。
自分のお腹へ手を添えながら答えた。
「でも」
父さんは知っていた。
母さんが。
仕事を好きだったことを。
「後悔しない?」
「するかもしれない」
「稀衣」
「でもね」
母さんは笑った。
「仕事を辞めたことじゃなくて、この子との時間を大切にしなかったことを後悔するほうが、私は嫌」
それが。
母さんの選択だった。
◇◇◇
そして。
俺が生まれた。
仕事中心だった生活は。
一変。
泣く。
寝る。
起きる。
ミルク。
おむつ。
抱っこ。
夜泣き。
母さんにとって。
会社の仕事とはまったく違う毎日。
「会社のほうが予定通りに進むわ」
そう父さんへ愚痴をこぼしたこともあったらしい。
父さんは。
「じゃあ会社に戻るか?」
と冗談半分で聞いた。
すると。
母さんは。
「それとこれとは別」
と言いながら。
俺を抱いていた。
そして数年後。
妹の珠香が生まれた。
四人家族。
父・亮介。
母・稀衣。
俺。
妹・珠香。
母さんは。
仕事から離れている間。
俺と珠香を育てることに力を注いだ。
けれど。
心のどこかには。
ずっと。
会社で働いていた頃の自分も残っていた。
◇◇◇
俺と珠香が少しずつ大きくなった頃。
母さんは。
ある日。
昔使っていた箱を開けた。
中には。
会社員時代のもの。
社員証。
名刺入れ。
手帳。
仕事で使っていた文房具。
そして。
写真。
「懐かしい……」
母さんが一枚の写真を手に取る。
そこには。
若い頃の母さん。
そして。
二人の女性。
三人。
肩を並べて笑っている。
その二人の名前。
一人は――美和子。
もう一人は――美晴。
このときの俺は。
当然。
そんな二人の存在など知らなかった。
まして。
その二人が。
後に。
俺や綾音。
藤宮麗華たちの物語へ。
思わぬ形でつながってくることなど。
知るはずもなかった。
◇◇◇
ある夜。
母さんは父さんへ言った。
「ねえ、亮介」
「ん?」
「私」
少し間を置く。
「もう一回、働こうかな」
父さんがテレビから母さんへ視線を移した。
「仕事?」
「うん」
「前の会社?」
「できるなら」
母さんは少し不安だった。
一度。
自分から退職している。
しかも。
約五年。
仕事から離れていた。
昔のように働けるのか。
会社は。
自分を必要としてくれるのか。
そもそも。
再雇用してもらえるのか。
「応募してみたら?」
父さんが言った。
「簡単に言うね」
「戻りたいんだろ?」
「……うん」
「じゃあ、やってみればいい」
「でも家のこと」
「俺もやる」
「子供たちは?」
「二人でやればいい」
父さんは。
当たり前のように言った。
「稀衣が働きたいなら」
「うん」
「俺は反対しない」
母さんは。
少し笑った。
「ありがとう」
こうして。
母さんは。
五年ぶりに。
社会へ戻ることを決めた。
◇◇◇
履歴書。
職務経歴書。
そして。
以前働いていた会社へ連絡。
母さんは。
かなり緊張していたという。
しかし。
返ってきた反応は。
想像していたものとは。
まったく違った。
「稀衣さん!?」
電話口の人事担当者。
「はい。ご無沙汰しています」
「本当に稀衣さんですか?」
「はい」
「どうされたんですか?」
「実は……」
事情を説明。
もう一度働きたい。
可能であれば。
以前勤めていたこの会社で。
数日後。
面接。
人事担当者。
部門責任者。
そして。
昔から母さんを知っている上司。
「五年ぶりだね」
「ご無沙汰しています」
「戻ってきたい?」
「はい」
「どうして?」
母さんは。
正直に話した。
子育てのために一度仕事を離れた。
後悔はしていない。
俺と珠香と過ごした五年間は。
自分にとって何より大切な時間だった。
でも。
子供たちが少しずつ成長して。
もう一度。
仕事にも挑戦したいと思うようになった。
「以前と同じように働けるかは分かりません」
母さんは言った。
「五年間のブランクもあります」
それでも。
「もう一度、この会社で働きたいです」
上司は。
少し笑った。
「稀衣さん」
「はい」
「会社としても」
一枚の書類を閉じる。
「戻ってきてもらえるなら嬉しいよ」
母さんは。
一瞬。
言葉を失った。
◇◇◇
そして。
再就職。
五年ぶり。
母さんは。
以前働いていた会社へ戻った。
初出勤の日。
玄関を出る前。
父さん。
俺。
珠香。
家族が見送った。
「行ってらっしゃい」
父さん。
母さんは。
「行ってきます」
と笑った。
久しぶりのスーツ。
久しぶりの通勤。
久しぶりの会社。
建物が見えた瞬間。
母さんは。
足を止めそうになった。
「……五年か」
長いようで。
短い。
でも。
会社の中へ入れば。
何もかも変わっているかもしれない。
新しい社員。
新しいシステム。
新しいルール。
新しい部署。
自分のことなど。
もう知っている人は少ないかもしれない。
そう思っていた。
しかし。
「稀衣さん!」
入口。
声。
振り返る。
昔の同僚。
「本当に戻ってきたんだ!」
「久しぶり!」
「おかえり!」
次々。
人が集まる。
「五年ぶり?」
「変わってない!」
「いや、変わったでしょ」
「待ってたよ!」
母さんは。
驚いた。
自分が思っていた以上に。
覚えてくれている人がいる。
◇◇◇
部署へ行く。
上司。
「おかえり」
「ありがとうございます」
以前の部下。
「稀衣さん!」
「久しぶり」
「本当に戻ってきてくれたんですね!」
新しい社員。
「お名前は以前から聞いています」
「え?」
「仕事ができる人だったって」
「誰がそんなことを」
「部長です」
「余計なことを……」
笑い。
さらに。
社長室へ挨拶。
「失礼します」
「どうぞ」
社長。
母さんを見る。
立ち上がる。
「久しぶりだね」
「ご無沙汰しております」
「五年ぶりか」
「はい」
「子供さんは?」
「元気です」
「そうか」
そして。
社長は。
笑った。
「おかえり、稀衣さん」
母さんは。
頭を下げた。
「ありがとうございます」
その瞬間。
ようやく。
戻ってきた。
そう実感した。
◇◇◇
もちろん。
五年のブランクは。
簡単ではなかった。
パソコン。
システム。
社内ルール。
以前とは変わっている。
「これ、昔なかったよね?」
「三年前からです」
「こっちは?」
「去年変わりました」
「完全に浦島太郎じゃない」
周囲が笑う。
でも。
母さんは。
一つずつ覚えた。
分からないことは聞く。
メモ。
復習。
そして。
昔培った。
仕事の進め方。
判断。
コミュニケーション。
それらは。
五年経っても。
消えていなかった。
一週間。
二週間。
一か月。
少しずつ。
昔の感覚が戻ってくる。
「やっぱり稀衣さんだ」
昔の部下が言う。
「何が?」
「仕事速い」
「五年休んでたんだけど?」
「それでも速いです」
「褒めても何も出ないよ」
「本当ですって」
母さんは。
また。
仕事を楽しむようになった。
◇◇◇
そして。
再就職からしばらく経った。
ある日の午後。
母さんは。
社内の別部署へ書類を届けに向かっていた。
廊下。
曲がり角。
向こうから。
二人の女性。
話しながら歩いてくる。
母さんは。
最初。
気にしていなかった。
でも。
すれ違う直前。
一人が。
母さんを見る。
足が止まる。
もう一人も。
止まる。
母さんも。
二人の顔を見る。
「……え?」
数秒。
誰も。
言葉を発しなかった。
そして。
一人の女性が。
「……稀衣?」
母さんの目が大きくなる。
その声。
その顔。
五年前。
同じ会社で働いていた頃。
何度も聞いた。
「……美和子?」
もう一人。
「ちょっと待って」
母さんを見る。
「本当に稀衣?」
「……美晴?」
三人。
固まる。
そして。
次の瞬間。
「稀衣!」
「うそ!」
「久しぶり!」
一気に。
昔へ戻った。
◇◇◇
美和子。
美晴。
二人は。
母さんが以前。
この会社で働いていた頃に知り合った女性たち。
仕事仲間。
そして。
いつの間にか。
仕事以外でも話すようになった。
三人。
昼休みに一緒に食事。
仕事帰りに寄り道。
愚痴。
相談。
恋愛。
結婚。
将来。
いろいろな話をした。
でも。
母さんが妊娠。
退職。
そこから。
それぞれの生活が忙しくなり。
直接会うことは。
なくなっていた。
「いつ戻ってきたの!?」
美和子。
「少し前」
「何で言ってくれなかったの!」
美晴。
「だって二人がまだここにいるなんて知らなかったから!」
「いるよ!」
「ずっといる!」
「本当に?」
「本当!」
三人。
笑う。
五年。
離れていた。
でも。
不思議。
会えば。
すぐ。
あの頃に戻る。
◇◇◇
「ちょっと」
美晴が時計を見る。
「今日、仕事終わったあと時間ある?」
稀衣。
「あるけど」
美和子。
「じゃあ三人でご飯行こう」
「今日?」
「今日!」
「急すぎない?」
「五年ぶりなんだからいいでしょ!」
美晴も。
「決まり」
「まだ私返事してない」
「行かないの?」
母さんは。
二人を見る。
五年前。
同じ会社で。
何度も。
一緒に笑った二人。
「……行く」
「よし!」
「じゃあ定時後ね」
「分かった」
そして。
三人は。
それぞれの仕事へ戻る。
その時点では。
まだ。
知らなかった。
稀衣は。
美和子の家族について。
詳しく知らない。
美晴の家族についても。
詳しく知らない。
美和子も。
稀衣の息子が。
後に白河綾音というグラビアアイドルと付き合うことになるとは。
もちろん知らない。
美晴も。
知らない。
そして。
稀衣も。
美和子と美晴。
二人の家族が。
自分の家族と。
すでに思いがけないところでつながり始めていることを。
まだ。
知らなかった。
◇◇◇
その日の夕方。
母さんから。
父・亮介へ。
メッセージ。
『今日、少し遅くなる』
父さん。
『残業?』
母さん。
『違う』
そして。
『昔の友達と再会した』
『五年ぶり』
父さん。
『楽しんでこい』
母さんは。
画面を見ながら。
笑った。
そして。
仕事を終え。
会社のエントランスへ。
そこには。
美和子。
美晴。
二人が待っている。
「遅い!」
美和子。
「まだ五分しか経ってない」
「五年待ったんだけど?」
「それ言われたら何も言えない」
美晴が笑う。
「行こう」
三人。
並んで。
会社を出る。
五年前。
何度も歩いた。
三人。
でも。
あの頃とは。
違う。
それぞれ。
家庭がある。
それぞれ。
家族がいる。
それぞれ。
五年間の物語がある。
今夜。
三人は。
初めて。
その五年間について。
ゆっくり話すことになる。
俺の母――稀衣。
第一章で登場した主人公の母――美和子。
そして。
藤宮麗華の母――美晴。
三人は。
同じ会社で出会った。
かつての仕事仲間だった。
そして。
五年ぶり。
偶然。
同じ会社で。
再会を果たした。
けれど。
三人は。
まだ知らない。
自分たちの子供たちの人生が。
思っている以上に。
複雑に。
そして不思議な形で。
つながり始めていることを。
三人のキャリアウーマン。
稀衣。
美和子。
美晴。
五年ぶりの再会。
その夜。
三人が語るのは。
仕事のこと。
結婚のこと。
そして――。
それぞれの家族のことだった。
番外編⑵「三人のキャリアウーマン――稀衣、美和子、美晴との五年ぶりの再会❶」を最後までお読みいただき、ありがとうございました。
今回は、主人公の母・稀衣のこれまでが明らかになるお話となりました。
普段は主人公と珠香の母親として登場する稀衣ですが、もともとは仕事が大好きなキャリアウーマン。
仕事を覚え、経験を積み、後輩や部下からも頼られる存在になっていました。
しかし主人公の妊娠をきっかけに、稀衣は一度仕事を離れることを決断します。
仕事を辞めることに迷いがなかったわけではありません。
それでも、
「仕事を辞めたことじゃなくて、この子との時間を大切にしなかったことを後悔するほうが、私は嫌」
と、自分自身で家庭を優先する道を選びました。
そして主人公が生まれ、その後には珠香も誕生。
キャリアウーマンだった稀衣は、今度は二人の子供を育てる母親として忙しい毎日を送ります。
それから約五年。
子供たちの成長とともに、稀衣の中にもう一度、
「働きたい」
という気持ちが芽生えました。
そんな稀衣の背中を押したのが、夫・亮介。
家のことも子育ても二人でやればいい。
稀衣が働きたいなら反対しない。
その言葉に支えられ、稀衣は以前勤めていた会社への再就職に挑戦します。
そして五年ぶりに戻った会社で待っていたのは、予想外の歓迎でした。
「本当に戻ってきたんだ!」
「おかえり!」
以前の上司や部下だけではありません。
最後には社長からも、
「おかえり、稀衣さん」
と声をかけられました。
もちろん五年間のブランクがあるため、会社のシステムやルールも変わっています。
それでも稀衣は一つずつ覚え直し、以前培った経験を生かしながら、少しずつ仕事の感覚を取り戻していきました。
そして――。
今回最大の出来事となった、美和子と美晴との再会。
実は三人は、以前から同じ会社で働いていた仕事仲間でした。
稀衣。
美和子。
美晴。
昼休みに一緒に食事をしたり、仕事帰りに寄り道したり、仕事の愚痴から恋愛、結婚、将来についてまで話した仲。
しかし稀衣が妊娠を機に退職したことで、それぞれの生活が忙しくなり、直接会うことはなくなっていました。
そんな三人が――五年ぶりに再会。
「稀衣!」
「うそ!」
「久しぶり!」
五年間会っていなかったとは思えないほど、あっという間に昔の距離へ戻っていきました。
そして三人は仕事が終わったあと、久しぶりに食事へ行くことを約束します。
ここからが、番外編⑵のもう一つの大きなポイントです。
五年前とは違い、今の三人にはそれぞれの家庭があります。
夫がいる。
子供がいる。
そして三人が知らないところで、その子供たちにも不思議な縁が生まれています。
さらに第一章では、美和子と美晴にも昔からの深い縁があることが描かれてきました。
そこへ今回、同じ会社で働いていた稀衣との関係まで加わりました。
そして前回の番外編⑴では、稀衣の娘・珠香と麗華の妹・麗音が小学校時代の同級生だったことも判明しています。
母親たち。
娘たち。
そして主人公たち。
気づかないところで、いくつもの縁が重なっています。
けれど、この時点の三人はまだその全貌を知りません。
五年ぶりの再会を喜ぶ、昔の仕事仲間。
今夜三人が話すのは、この五年間に何があったのか。
結婚。
子育て。
夫。
子供たち。
そして、それぞれの現在。
何気なく始まる家族の話の中から、三人はどんな偶然に気づくことになるのでしょうか。
番外編⑵「三人のキャリアウーマン――稀衣、美和子、美晴との五年ぶりの再会❶」。
五年ぶりの再会は、まだ始まったばかりです。




