第0話 俺の彼女もグラビアアイドル――白河綾音と始まる、もう一つの秘密の恋
第二章「白河綾音編」、ここからスタートです。
第一章では、人気グラビアアイドル・藤宮麗華と、彼女を支える主人公との秘密の恋、そして同棲から結婚へと進んでいく二人の物語を描いてきました。
しかし第二章の主人公は――第一章とはまったくの別人です。
そして今回のヒロインとなるのは、麗華と同じグラビアアイドルとして活動し、撮影現場でも顔を合わせる仕事仲間・白河綾音。
麗華がすでに一般男性との結婚を公表し、新しい人生を歩み始めている一方で、綾音にはまだ特別な恋人はいません。
そんな彼女が出会ったのは、芸能界とは何の関係もない一人の一般男性でした。
始まりは、とても小さな偶然。
変装して街を歩いていた綾音が落とした大切なケース。
それを拾って声をかけた主人公は、彼女が白河綾音だとはまったく気づきません。
さらに一週間後、二人は偶然再会。
綾音から誘って入ったカフェで初めて互いの名前を知り、主人公はようやく目の前にいる女性が人気グラビアアイドル・白河綾音だと知ることになります。
芸能人としてではなく、一人の女性として自分を見てくれる男性。
そして主人公にとっても、テレビや雑誌の中の存在ではなく、少しずつ素顔を知っていく一人の女性。
偶然の出会いから始まった関係は、連絡を取り合い、何度も会ううちに少しずつ恋へと変わっていきます。
そして綾音が伝えた、
「好きになった」
という気持ち。
主人公もまた、その想いに応えます。
こうして始まる、もう一つの秘密の交際。
第一章の主人公とは別人。
藤宮麗華とは違うヒロイン。
けれど、麗華と綾音が仕事仲間だからこそ、やがて二つの物語が思わぬ形で交わっていくことになります。
麗華はまだ知りません。
自分の仕事仲間である綾音にも、自分と同じように一般男性の大切な恋人ができたことを――。
第二章「白河綾音編」。
第0話。
白河綾音と新たな主人公による、もう一つの秘密の恋が始まります。
テレビや雑誌の中にいる女性と付き合う。
そんなことは、普通に生活していればまず起こらないと思っていた。
芸能人は、テレビの向こう側にいる人。
雑誌を開けば見ることができる。
SNSを開けば近況を知ることができる。
イベントへ行けば、運が良ければ直接会える。
けれど、それ以上でもそれ以下でもない。
少なくとも俺は、ずっとそう思っていた。
――白河綾音と出会うまでは。
◇◇◇
「お疲れさまでした!」
都内にある撮影スタジオ。
スタッフたちの声が飛び交う中、一人の女性が深く頭を下げた。
「ありがとうございました!」
白河綾音。
グラビアアイドル。
雑誌の表紙や巻頭グラビアを飾ることも増え、最近ではテレビのバラエティ番組や配信番組にも出演している。
明るく親しみやすい性格。
撮影スタッフへの対応も丁寧。
仕事が終われば必ず自分から挨拶をする。
そんな彼女は、芸能界でも少しずつ知名度を上げていた。
そして――。
「綾音、お疲れさま」
「あっ、麗華ちゃん!」
スタジオの一角。
そこにいたのは藤宮麗華だった。
同じくグラビアアイドルとして活動している、綾音の仕事仲間。
二人はこれまで何度も撮影現場で顔を合わせてきた。
最初こそ単なる仕事仲間だったが、今では仕事以外の話もするほど仲がいい。
「今日、早かったね」
麗華が言う。
「撮影が予定より早く終わったの」
「いいなあ。私、このあともう一本ある」
「大変だね」
「まあね」
二人は並んで歩く。
同じグラビアアイドル。
同じ芸能界で働く女性。
しかし。
麗華には綾音が知っている大きな秘密があった。
麗華が一般男性と結婚していることは、すでに世間にも公表されている。
ただし夫の氏名や顔、勤務先などは非公表。
そして綾音も、それ以上詳しいことまでは知らない。
「そういえば」
綾音が麗華を見る。
「結婚生活どう?」
「幸せだよ」
麗華が即答する。
「早い!」
「だって幸せだもん」
「いいなあ」
綾音は少し羨ましそうに笑った。
「綾音も彼氏作れば?」
「簡単に言わないでよ」
「出会いないの?」
「あるようでない」
「芸能界は?」
「仕事相手として見ちゃう」
「じゃあ一般の人?」
「それこそ出会う機会ないよ」
綾音は笑った。
このときは。
本当にそう思っていた。
自分が一般男性と恋に落ちる未来など。
想像もしていなかった。
◇◇◇
数日後。
午後五時。
俺は駅前を歩いていた。
どこにでもいる普通の男。
芸能界との接点なんてない。
撮影スタジオへ行ったこともない。
芸能事務所に知り合いもいない。
もちろん。
グラビアアイドルと話した経験だってない。
そんな俺が。
白河綾音と出会ったのは。
本当に偶然だった。
「……あっ!」
少し前を歩いていた女性のバッグから何かが落ちた。
小さなケース。
本人は気づいていない。
俺は拾い上げる。
「すみません!」
女性が振り返った。
帽子。
眼鏡。
マスク。
かなり顔を隠している。
「これ落としましたよ」
「え?」
女性がバッグを見る。
そして。
「あっ!」
俺の手にあるケースを見て、慌てて戻ってきた。
「ありがとうございます!」
「いえ」
ケースを渡す。
「全然気づかなかった……」
「結構音したけど」
「本当ですか?」
「はい」
「恥ずかしい……」
女性はケースを大切そうにバッグへ戻した。
「本当にありがとうございました」
「大丈夫ですよ」
俺はそれだけ言って立ち去ろうとした。
すると。
「あの」
呼び止められた。
「はい?」
「……私のこと」
女性が少し不安そうに聞く。
「分かります?」
「え?」
何の話だろう。
俺は女性を見る。
帽子。
眼鏡。
マスク。
「すみません。分からないです」
「……本当に?」
「はい」
なぜか。
女性が安心したように息を吐いた。
「よかった……」
「何がですか?」
「いえ、何でもないです」
少し変わった人だと思った。
「じゃあ」
俺は軽く頭を下げる。
「失礼します」
「あ、はい。ありがとうございました」
俺はそのまま歩いていった。
だから。
気づかなかった。
今話していた女性が。
雑誌やテレビに出演しているグラビアアイドル――白河綾音だったことに。
◇◇◇
その夜。
綾音は自宅でソファに座っていた。
帽子。
眼鏡。
マスク。
全部外している。
テーブルの上には、昼間落としたケース。
「危なかった……」
仕事に必要な大切なものだった。
もしなくしていたら。
かなり困っていた。
それを拾ってくれた男性。
綾音は思い出す。
普通なら。
変装していても気づく人はいる。
「あれ?」
「白河綾音じゃない?」
そう言われた経験も何度かある。
けれど。
今日の男性は違った。
『すみません。分からないです』
本当に知らない顔だった。
「……私、そんなに分からなかった?」
少しだけ複雑。
芸能人としては気づかれたい。
プライベートでは気づかれたくない。
矛盾している。
綾音は一人で笑った。
「でも……」
優しそうだった。
ケースを拾って。
何も要求せず。
写真も求めず。
連絡先も聞かず。
そのまま立ち去った。
もっとも。
自分が白河綾音だと知らなかっただけなのだが。
「もう会うこともないか」
東京には。
たくさんの人がいる。
偶然会った一人の男性。
それだけ。
そう思っていた。
◇◇◇
一週間後。
「ありがとうございました!」
仕事を終えた綾音は、事務所を出た。
今日は早い。
まだ夕方。
久しぶりに少し買い物をして帰ろう。
帽子。
眼鏡。
マスク。
いつもの変装。
そして駅近くまで歩いたところで。
「……あれ?」
見覚えのある後ろ姿。
まさか。
綾音は少し速足になる。
横顔が見えた。
「あっ」
間違いない。
先週。
ケースを拾ってくれた男性。
偶然。
本当に偶然だった。
声をかける必要なんてない。
向こうは自分のことを知らない。
それなのに。
「あの!」
綾音は声をかけていた。
男性が振り返る。
「はい?」
そして少し考える。
「あ……」
覚えている?
綾音は少し期待する。
「あのとき物落とした人」
「そっちで覚えてるんですか?」
思わず言ってしまった。
「え?」
「あ、いえ」
綾音は笑った。
「覚えててくれたんですね」
「まあ、一週間くらい前ですから」
「そうですよね」
会話が止まる。
声をかけたのは自分。
でも。
その先を考えていなかった。
「あのケース、大丈夫でした?」
男性が聞いた。
「はい!」
「ならよかった」
「大切なものだったので」
「それは危なかったですね」
「本当にありがとうございました」
「前にも聞きました」
「そうでした」
また。
沈黙。
そして。
男性が少し笑う。
綾音も笑った。
不思議だった。
芸能界の人と話すときとは違う。
仕事の話もない。
次の撮影もない。
番組もない。
SNSもない。
ただ。
偶然再会した二人。
「じゃあ」
男性が言う。
「あ……」
また行ってしまう。
なぜか。
少し寂しい。
「あの!」
「はい?」
綾音は。
自分でも驚くことを言った。
「もし時間があったら……少しお茶しませんか?」
男性が驚く。
当然だ。
二回しか会っていない。
「俺と?」
「はい」
「どうして?」
「この前のお礼」
「別にいいですよ」
「私がしたいんです」
男性は少し迷う。
綾音は緊張していた。
こんなに緊張すること?
仕事なら。
大勢のカメラマン。
スタッフ。
観客。
何百人、何千人。
もっと多くの人に見られても平気なのに。
目の前の一人の返事が。
妙に気になる。
「じゃあ……少しだけ」
「本当?」
「はい」
綾音の顔が明るくなった。
「行きましょう」
◇◇◇
二人が入ったのは。
駅から少し離れた小さなカフェ。
綾音はできるだけ人目につかない席を選んだ。
向かい合う。
「そういえば」
男性が言う。
「まだ名前聞いてませんでした」
来た。
綾音は少し迷った。
本名を言う?
芸名。
白河綾音。
それを言えば。
もしかしたら気づく。
でも。
嘘はつきたくない。
「白河綾音です」
「白河さん」
それだけ。
「……知ってます?」
綾音が聞く。
男性は考える。
「どこかで聞いたような……」
やっぱり。
「すみません。思い出せないです」
綾音は思わず笑った。
「そんなに笑います?」
「ごめんなさい」
「有名な人?」
「どうでしょう」
少し意地悪。
「俺、本当に芸能人とか詳しくないから」
「そうなんですね」
やっぱり。
知らない。
でも。
なぜだろう。
それが嬉しかった。
「あなたは?」
綾音が聞く。
男性も自分の名前を名乗った。
それが。
二人が初めて。
互いの名前を知った瞬間だった。
◇◇◇
会話は思った以上に続いた。
好きな食べ物。
休日。
仕事。
学生時代。
最近見た映画。
何でもない話。
ただし。
綾音はまだ自分の仕事を詳しく言っていない。
「白河さんは何の仕事してるんですか?」
ついに聞かれた。
「……芸能関係」
「スタッフ?」
「違います」
「制作?」
「違う」
「じゃあ?」
綾音は。
少しだけマスクを下げた。
眼鏡も外す。
男性が顔を見る。
数秒。
「あ」
やっと。
「分かった?」
「見たことある」
「遅い!」
綾音が思わず笑う。
男性はスマートフォンを出す。
検索。
『白河綾音』
画面を見る。
そして。
目の前の綾音。
また画面。
「本物?」
「今さら?」
「グラビアアイドル?」
「はい」
「マジで?」
「マジです」
男性は固まった。
綾音は可笑しくなる。
「一週間前から何回も会ってるのに」
「分からなかった」
「それは知ってる」
「本当に?」
「本当に」
「……すごいな」
「何が?」
「芸能人とお茶してる」
「そこ?」
二人で笑った。
◇◇◇
その日から。
少しずつ。
二人の距離は近づいていった。
最初は連絡先を交換しただけ。
次は。
メッセージ。
そして電話。
また会う。
もちろん。
綾音は芸能人。
簡単には外で会えない。
だから。
人目を避ける。
時間を変える。
場所を選ぶ。
それでも。
会いたかった。
綾音にとって。
彼といる時間は。
少し不思議だった。
「今日の撮影どうだった?」
「疲れた」
「何時間?」
「朝から夕方まで」
「大変だな」
「でも楽しいよ」
「ならいいけど」
グラビアアイドルとしてではなく。
白河綾音として。
話を聞いてくれる。
それが。
嬉しかった。
そして。
ある夜。
二人は。
いつものように話していた。
「綾音」
いつの間にか。
白河さんではなく。
綾音。
「何?」
「俺たちって」
「うん」
「どういう関係?」
綾音の心臓が跳ねた。
分かっていた。
友達。
それだけではない。
何度も会って。
毎日のように連絡して。
仕事が終われば声が聞きたいと思う。
会えない日は。
寂しい。
「私は……」
綾音が言う。
「好き」
男性が黙る。
言ってしまった。
「あなたのこと」
もう戻れない。
「好きになった」
男性は。
少し笑った。
「俺も」
「本当?」
「うん」
「グラビアアイドルなのに?」
「それ関係ある?」
その言葉。
綾音は忘れなかった。
「白河綾音だからじゃなくて」
男性が続ける。
「綾音だから好き」
「……ずるい」
「何が?」
「そういうこと言うの」
綾音の目に。
少し涙。
でも。
笑っていた。
「じゃあ」
男性が言う。
「付き合ってください」
綾音は。
すぐ答えた。
「はい」
◇◇◇
こうして。
俺と白河綾音は恋人になった。
ただし。
当然。
誰にでも話せる関係ではない。
綾音はグラビアアイドル。
俺は一般人。
だから。
交際は秘密。
事務所にも。
最初は報告する必要がある。
「社長には私から言う」
綾音が言った。
「怒られない?」
「分からない」
「大丈夫?」
「大丈夫じゃないかも」
「怖いこと言うなよ」
「でも」
綾音は俺の手を握る。
「隠したまま仕事するほうが嫌」
「うん」
「ちゃんと話す」
「俺も行く?」
「最初は私から」
「分かった」
「それから」
「何?」
「麗華ちゃんにも……いつか話したい」
「藤宮麗華?」
俺でも知っている名前。
「仕事仲間なの」
「そうなんだ」
「結構仲いいよ」
綾音が笑う。
「麗華ちゃんも一般男性と結婚してるから」
「ニュースで見た」
「私もね」
綾音が少し照れながら。
俺の肩へ頭を預ける。
「いつか麗華ちゃんみたいに」
「何?」
「大切な人と普通に幸せになれたらいいなって思ってた」
俺は綾音を見る。
「それって」
「まだ結婚の話じゃないよ!」
慌てる。
「分かってる」
「本当に?」
「うん」
「絶対?」
「絶対」
綾音が少し恥ずかしそうに笑う。
そして。
俺たちは手を握った。
まだ。
始まったばかり。
結婚なんて。
ずっと先の話。
少なくとも。
このときは。
そう思っていた。
◇◇◇
藤宮麗華とは違う物語。
麗華の夫とも違う主人公。
そして。
新しいグラビアアイドル。
白河綾音。
俺は。
芸能界とは何の関係もない普通の男だった。
そんな俺が。
偶然。
一つの落とし物を拾った。
たったそれだけ。
そこから。
何度も偶然が重なって。
名前を知り。
仕事を知り。
素顔を知り。
そして。
恋をした。
世間はまだ知らない。
白河綾音に。
大切な恋人ができたことを。
麗華もまだ知らない。
仕事仲間の綾音が。
自分と同じように。
一般男性との秘密の恋を始めたことを。
そして俺自身も。
まだ知らなかった。
この恋が。
やがて麗華たちともつながり。
俺と綾音の人生を大きく変えていくことを。
俺の彼女は――。
グラビアアイドル。
白河綾音。
ここから始まるのは。
藤宮麗華とは違う。
もう一組の二人が歩んでいく――。
誰にも言えない、秘密の恋の物語だった。
第二章「白河綾音編」第0話を最後までお読みいただき、ありがとうございました。
第一章の藤宮麗華編からヒロインが変わり、今回は白河綾音と“別の主人公”による新しい物語の始まりとなりました。
今回、特に大切なのは――。
第一章の主人公と第二章の主人公は、まったくの別人であるということです。
麗華には麗華の大切な夫がいる。
そして綾音には、これから彼女自身の大切な相手となっていく新しい主人公がいる。
二組の恋愛はそれぞれ別々に進んでいきます。
ただし、完全に切り離された物語というわけでもありません。
藤宮麗華と白河綾音は、同じグラビアアイドルとして活動する仕事仲間。
そのため、第一章で描かれた麗華の物語と、第二章から始まる綾音の物語は、これから少しずつつながっていくことになります。
そんな第二章の始まりは、とても小さな出来事でした。
綾音が落としたケースを、偶然主人公が拾ったこと。
しかも主人公は、変装していた綾音の正体にまったく気づいていません。
綾音にとっては、それがかえって印象に残りました。
芸能界で活動していれば、どうしても最初に、
「グラビアアイドルの白河綾音」
として見られることが多くなります。
けれど主人公にとって、最初に出会った彼女はただの“落とし物をした女性”。
だからこそ綾音も、いつもとは違う自然な自分で接することができたのかもしれません。
そして一週間後。
まさかの再会。
本来なら、そのまますれ違って終わっていたかもしれません。
しかし今度は綾音自身が主人公を呼び止め、
「少しお茶しませんか?」
と誘いました。
そこから二人は互いの名前を知ります。
さらにカフェで綾音が正体を明かし、主人公もようやく、
「目の前にいる女性がグラビアアイドルだった」
という事実を知ることになります。
それでも主人公の接し方は大きく変わりませんでした。
そして何度も会い、連絡を取り合い、仕事の話や何でもない日常の話を重ねていくうちに、二人の距離は少しずつ縮まっていきました。
最後には綾音自身から、
「好きになった」
と告白。
主人公も同じ気持ちを伝え、二人は正式に恋人同士となりました。
しかし――。
グラビアアイドルと一般男性。
二人の恋愛をすぐに世間へ公表するわけにはいきません。
綾音はまず、自分の所属事務所の社長へきちんと報告することを決めます。
そして綾音の頭に浮かんだ、もう一人の人物。
藤宮麗華。
自分と同じグラビアアイドルでありながら、一般男性との恋を実らせ、結婚した仕事仲間です。
綾音はまだ麗華へ何も伝えていません。
麗華もまた、綾音に恋人ができたことを知りません。
もし綾音が、
「実は私も一般男性と付き合い始めたの」
と打ち明けたら。
麗華はどんな反応をするのでしょうか。
そしていつか。
麗華の夫と、綾音の恋人。
二人の“一般男性”が顔を合わせる日も訪れるかもしれません。
第一章では、
「俺の彼女は藤宮麗華」
という秘密から物語が始まりました。
第二章では、
「俺の彼女は白河綾音」
という新しい秘密が生まれます。
同じグラビアアイドルとの秘密の恋でも、二人の性格も、主人公も、出会い方も違う。
だからこそ第一章とはまた違った恋愛を描いていきたいと思います。
第二章「白河綾音編」。
偶然拾った一つの落とし物から始まった恋。
白河綾音と新たな主人公が、これからどんな関係を築いていくのか。
そしていつの日か、藤宮麗華たちの物語とどのようにつながっていくのか。
もう一つの「俺の彼女はグラビアアイドル」。
ここから本格的に始まります。




