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昭和の話  作者: 朝倉一二三


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57/64

その57 休み時間に


 昭和◯◯年◯月◯日


 授業終了のチャイムが鳴ると、外に飛び出す。

 教室の移動がなければ、授業合間の10分休みでも、グラウンドに出て遊んでいた。


 ジャングルジムを登り、鉄棒を登る。

 背の高い登り棒にも登る。


 あれ、上から落ちたら絶対に危ないやろ。

 ググると、はんとう棒と言うらしい。

 すごく高く思えたのだが、子どもの視線だからそう見えたのだろう。

 実際の高さは3mぐらいだろうか。


 地面に埋められたタイヤを飛んで、廃電柱で作られた巨大なシーソーでギッコンバッタン。

 回旋塔でぐるぐるとまわる。


 回旋塔ってのは、デカい傘みたいになってて、傘が鎖で繋がれてるやつ。

 普通に回しているだけなら問題ないのだが、内回しってやつをやると非常に危険が危ない(笑)

 俺も上級生にやられてぶっ飛びそうになったことがある。


 ジャングルジムがぐるぐるまわるタイプもあったな。

 これも内回しができるらしい。


 ガキはそういうバグをすぐに見つけるからヤバい。

 箱ブランコを一回転させたりさ~(笑)


 そりゃ怪我しまくるよ。

 ――というわけで、こういう遊具は日本から消えた。


 ガチで危ないからしかたないのだが、危ないことをして危険だと解るから学ぶことも沢山あるんだよな~。

 そういうのも学習じゃないのか。

 まぁ、大人からすれば、ガキに怪我人が出たら責任問題になって、社会から抹殺される可能性もあるから、致し方ないところではあるが……。


 滅茶苦茶できるから楽しいというあの感覚を、今のガキンチョは体験できないんだろうな~。

 いや、そういうのが必要とされていないから、退化している最中なのか。


 人が集まると、キックベースボールをやっていた。

 キックベースは、ローカルなのか、全国区なのか不明。


 野球と同じ配置で、ボールを投げる代わりに、サッカーボールを転がして蹴る。

 フライは取ったらアウトで、ゴロはファーストに投げたらアウト。

 走者にぶつけてもアウトになる。


 キックベースは人数が必要なので、上級生と合同になることが多かった。

 また上級生が無茶してくるんだよ。

 小学生のときって、1年違ってもかなりの差があるからな~。

 そう考えると早生まれってのは、少々大変なのが解る。


 外が雨だと、体育館に直行。

 ドッジボールをする。

 体育館の天井から、登り綱がぶら下がっていて、こいつもよく取り合いになってた。


 これは体育館の壇上から、ターザンごっこをするためだったりする。

 当然、これも危ない。

 ターザンして、下のガキと衝突――なんてことが度々あった。


 そういえば、体育の授業でよくポートボールというのをやったのだが、今でもあるのだろうか?

 ルールはバスケに似ていて、ゴールの代わりに台の上に乗ったガキが立つ。

 その下には、敵側の防御が邪魔してくる。

 みたいな感じ。


 6年生になると、生徒の数が減りまくって、教室の空きが増えてきた。

 空いた教室を埋めるために、レクレーションルームなるものが作られる。


 そこに卓球台があったので、6年の後半はずっと卓球をしていたな~。

 放課後も、辺りが暗くなるまで遊んでた。


 俺の時代には生徒が200人近くいたのに、今や十数人だからな。

 そりゃ、村に子どもの姿なんて見かけるわけがない(笑)




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― 新着の感想 ―
我が小学校には頭おかしいんじゃないかってぐらい高い登り棒がありました。 それは5〜6メートルぐらいはあって、隣に植えられてた桜の木より高かった。 3メートルぐらいの普通の登り棒は「子ども用」と呼んでて…
色んな遊具が「危険だから」という理由で消えて昇り棒と鉄棒だけになった公園の 「シャケの居ない幕の内弁当」感はすごかったですね
ポートボール懐かしいですね! 体育の授業で2~3度やったはずです。ただあまり楽しかった記憶はないです。 教室のある校舎が校庭に面してた小学1年、2年の時分はドッジボール全盛でしたね。 3年以降はキャプ…
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