その57 休み時間に
昭和◯◯年◯月◯日
授業終了のチャイムが鳴ると、外に飛び出す。
教室の移動がなければ、授業合間の10分休みでも、グラウンドに出て遊んでいた。
ジャングルジムを登り、鉄棒を登る。
背の高い登り棒にも登る。
あれ、上から落ちたら絶対に危ないやろ。
ググると、はんとう棒と言うらしい。
すごく高く思えたのだが、子どもの視線だからそう見えたのだろう。
実際の高さは3mぐらいだろうか。
地面に埋められたタイヤを飛んで、廃電柱で作られた巨大なシーソーでギッコンバッタン。
回旋塔でぐるぐるとまわる。
回旋塔ってのは、デカい傘みたいになってて、傘が鎖で繋がれてるやつ。
普通に回しているだけなら問題ないのだが、内回しってやつをやると非常に危険が危ない(笑)
俺も上級生にやられてぶっ飛びそうになったことがある。
ジャングルジムがぐるぐるまわるタイプもあったな。
これも内回しができるらしい。
ガキはそういうバグをすぐに見つけるからヤバい。
箱ブランコを一回転させたりさ~(笑)
そりゃ怪我しまくるよ。
――というわけで、こういう遊具は日本から消えた。
ガチで危ないからしかたないのだが、危ないことをして危険だと解るから学ぶことも沢山あるんだよな~。
そういうのも学習じゃないのか。
まぁ、大人からすれば、ガキに怪我人が出たら責任問題になって、社会から抹殺される可能性もあるから、致し方ないところではあるが……。
滅茶苦茶できるから楽しいというあの感覚を、今のガキンチョは体験できないんだろうな~。
いや、そういうのが必要とされていないから、退化している最中なのか。
人が集まると、キックベースボールをやっていた。
キックベースは、ローカルなのか、全国区なのか不明。
野球と同じ配置で、ボールを投げる代わりに、サッカーボールを転がして蹴る。
フライは取ったらアウトで、ゴロはファーストに投げたらアウト。
走者にぶつけてもアウトになる。
キックベースは人数が必要なので、上級生と合同になることが多かった。
また上級生が無茶してくるんだよ。
小学生のときって、1年違ってもかなりの差があるからな~。
そう考えると早生まれってのは、少々大変なのが解る。
外が雨だと、体育館に直行。
ドッジボールをする。
体育館の天井から、登り綱がぶら下がっていて、こいつもよく取り合いになってた。
これは体育館の壇上から、ターザンごっこをするためだったりする。
当然、これも危ない。
ターザンして、下のガキと衝突――なんてことが度々あった。
そういえば、体育の授業でよくポートボールというのをやったのだが、今でもあるのだろうか?
ルールはバスケに似ていて、ゴールの代わりに台の上に乗ったガキが立つ。
その下には、敵側の防御が邪魔してくる。
みたいな感じ。
6年生になると、生徒の数が減りまくって、教室の空きが増えてきた。
空いた教室を埋めるために、レクレーションルームなるものが作られる。
そこに卓球台があったので、6年の後半はずっと卓球をしていたな~。
放課後も、辺りが暗くなるまで遊んでた。
俺の時代には生徒が200人近くいたのに、今や十数人だからな。
そりゃ、村に子どもの姿なんて見かけるわけがない(笑)




