その56 予防接種
昭和◯◯年◯月◯日
保健室に上半身裸のガキどもがならぶ。
中には泣いている子も多い。
今日は予防接種だ。
昭和の時代、予防接種やらワクチン接種がやたらと多かった。
三種混合ワクチンだったかな?
インフルエンザの予防接種も毎年やってたしな。
最初は手注射で、あとから機械になってたと思う。
そういえば、あのときの注射って、注射器を使いまわしていたような……(笑)
デカい瓶から、チュ~っと薬剤を吸って、そのまま数人の子どもたちにそのまま注射――みたいな感じだったと思う。
機械注射も、そのままなん人も注射していたし。
これって、他の病気に感染する可能性があるからヤバいよね。
いまじゃ考えられん。
これも昭和だよな~。
今はないかもしれないが、学校ではツベルクリン反応注射と、ハンコ注射というのもあった。
今ではあまり聞かない結核用の注射で、今でもやってる? ググると、学校では2003年に廃止されたようだ。
俺は、そのツ反注射で、めちゃ化膿して高熱出しちゃったんだよね~。
腕がパンパンになってさ~病院に行って、学校3日ぐらい休んだかな。
ツ反注射も、ハンコ注射も痕が残るから、女の子は可哀想だと思うわ。
昭和のガキには、左腕に点々の痕があった。
あの時代は普通に結核があったから、仕方ないところもあったんだけど。
検便したり、ぎょう虫検査したりと、検査も多かったな~。
自分のウ◯コを学校に持っていったり、ケツにシール貼ったやつを持っていくなんて嫌だったよ。
男子でも嫌だったから、女子はもっと嫌だったんじゃないか?
これもググると、寄生虫検査ももう廃止されたみたいだね。
まぁ、寄生虫なんて最近は聞かないしな~。
当時は、虫下しを年一で飲まされたんだよね。
俺のときには、チョコ型の虫下しだった。
形はチョコだったが、味は甘かったか覚えてはいない。
虫下しは飲まされたが、虫が出たことはなかったな~。
小学中学年になったら、虫下しもなくなったね。
やっぱり、俺が小学通っている間に、色々と急激に改善されていったと思う。
寄生虫は野菜から感染することが多いと思うが、当時売ってた野菜には、真っ白になるぐらいに農薬がふりかかったままだったし。
とりあえず、買ってきたら洗って流水に浸けるのは、デフォだったな~。
その他、学校での眼科検診、歯科検診と、色々と多かった。
ググると、歯科検診は今でもやっているみたいだね。
「イチ斜線、二斜線~サンからヨンまで斜線~」
と、歯医者の先生が、ガキの口の中を見ながら、読み上げていく。
これを毎年やっていた。
まぁ、虫歯があっても、オラが村には歯医者がなかったからな~。
爺になった今や、歯がボロボロで、もっとガキの頃から歯磨きしていれば――と思うが、後悔先に立たず。
歯科矯正もやっていたほうがよかったかもしれない。
アメリカじゃ子どもが歯科矯正するのは普通みたいだが、歯科矯正にも保険適用してほしいよなぁ。




