その53 ソノシート
昭和◯◯年◯月◯日
当時雑誌の付録にソノシートがついていることがあった。
ソノシートってのは、塩化ビニールでできたペラペラのレコード。
色は透明な赤、青が多かった気がしたが、緑や黄色もあったらしい。
レコードプレーヤーを持っていない子ども向けに、紙で組み立て式のレコードプレーヤーも付属していた。
当然動力はないので、手でくるくると回して音を出す。
中身は、当時人気だった、ウルトラマンや仮面ライダーが多かった気がする。
劇を全部音で表現しているので、やたらと説明ゼリフが多い。
「わぁぁ! 怪獣◯◯ゴンが攻めてきたぞ~!」
「東京タワーが危ない!!」
「怪獣◯◯ゴンめ! 東京タワーをどうするつもりだ~!?」
「◯◯マン! 早く来て~! 東京タワーが壊されちゃう!!」
みたいに、全部説明ゼリフで説明してくれる。
まぁ、相手は子どもだから、わかりやすいほうがよい、ということなのだろう。
ラジカセやレコードプレーヤーが普及してくると、レコードレーベルも、子ども向けの商品を出してくる。
アニメの主題歌が沢山入っているものとか。
本物のレコードは高いということで、正式なレコードレーベルなんだけど、中身がソノシートのものもあった。
版権も取ってるから、しっかりとしたレーベルジャケットなんだけど、中身はソノシート。
歌手もちゃんと大御所が歌ってる。
たまに、歌手が足りなかったのか、大御所さんが別のアニメの主題歌を歌っていたり。
歌手が少ないほうが、予算を削れるからな~。
そういうのは、今だと結構貴重だったりするかも。
これは正式なレーベルからでているレコードだったが、ホムセンなどやお土産屋などで、アニメのカセットテープが売られていた。
こちらは、多分正式な版権などを取ってない?
演奏はめちゃシンプルになっていて、歌手も全部違う。
多分、歌手は売れてない歌手とか、音大の学生のバイトとか、そういう感じなのだろう。
違和感はあるが、下手ではないから普通に聞ける。
めちゃオペラみたいに歌っていたりとか、中には本家より上手い歌手もいたり(笑)
今みたいに、アニメ主題歌全集CDみたいのが、出てなかったから、そういうのでしか音源がなかったんだよね~。
あとは、自分でラジカセ繋いで、録音して集めるとか。
俺も、自分でアニメの主題歌を集めたテープを自作してた。
そんなわけで、CDで主題歌全集とか出たときに買いまくったな~。
今は、そういうのを買わなくてもYOUTUBEで全部聞けたりするし。
中には、そんなの作品があったのか~ってぐらい、マイナーが音源もあったりする。
ネットってのは集合知だよな~。
かつてのパチカセットまで、うpされていたりするし。
――あと、カセットテープが普及する前に、8トラというのがあった。
弁当箱みたいなデカいカセットテープで、ステレオで8トラック――つまり4曲しかはいってないカセットテープだ。
これは、家庭には普及しておらず、よく車用の音源として使われていた。
ウチの親父も車につけたのだが、よくテープが絡んでテープが駄目になること数回。
それにブチ切れたウチのピー親父が、8トラのデッキごとぶち壊してた(笑)
本当にピーだからな~(笑)
そういえば、祖母が買った初めてのカラオケ機械も、8トラカセットだったな~。
当然中身は全部演歌やら懐メロ。
俺は、「浪花節だよ人生は」をよく聴いていたな~。




