1-19
可笑しいな。
この刀男、こんなに立たせる予定無かったんだけどな。
そしてこんなにお喋りにする予定も無かった。
グリちゃんにスグに倒される雑魚さん予定だったのに。
脳内劇場で出しゃばってきたんだけど・・・?←
背後で崩れ落ちる仲間をチラリと確認し、カウントを口にしたグリムに思わずピューっと感嘆の口笛を吹いた。
「・・・俺の相手をしながら此方の戦力も削るか・・・器用な奴だな」
「お前こそ、この距離で撃って無傷かよ。クソが‼予想通りだよっ‼」
「嗚呼、ソレはアレだな。今日は留守番の部下が掛けてくれたバフ効果だな。飛び道具は勝手に俺を避けるらしいぞ?」
「何ソレ便利‼俺も知りたい‼」
「此方に寝返るならアイツを紹介してやってもいいぞ?どうだ?死神。なんなら相方も一緒でも構わんぞ?」
「そんなモン却下だ。却下。お前俺を誰だと思ってやがる。会敵したら味方以外は立ってないと噂の死神様だぞ?」
「ははっ、そうだったな。しかし、今日アイツを連れて来なかった事を俺は自分で自分を褒め称えたい。死神相手じゃアイツは10分ももたなかっただろうしな」
「心外だな。雑魚相手に10分も立たせてたまるかよ・・・」
「ほう?10分以内に終わるわりには俺以外にもまだ数人残っているようだが?」
揶揄うように告げる刀男に、グリムはカチンと来て言い返す。
「ソレはテメェがメンドイ事して邪魔するからだろうが‼」
そうして八つ当たりするように残った2人をキレ散らかしながら魔法で葬った。




