8 神
占い師をテレパスしてこの世界には神のような存在が居る事を知った。占い師の記憶に従って洞穴の祭壇までやって来た。
8 神
占い師から読み取った記憶を元に祈祷所に出掛けた。洞穴の中に祭壇がある。とても質素な祭壇だ。マリエールは神擬きに念話を送った。直ぐに反応があった。
「何よ。神擬きって。馬鹿にしてるの。別に私は神だとは思ってないけれどあなたに馬鹿にされる言われはないわ。」
自分で神でないと言っている。精神生命体の一種か。マリエールは
「これは失礼しました。いと尊き存在に向っての無礼お許しください。私は魔法や能力を追い求めている者。あなたの魔法や能力を授けて頂けるとありがたいです。」
神擬きは暫く黙った。再び神擬きが話すのに時間が掛った。
「いいわ。あなたの記憶、魔法、能力は面白いわ。それを差し出すならば私の記憶、魔法、能力をあなたにあげましょう。記憶、魔法
能力を差し出す気持ちになりなさい。そうすれば私の記憶、魔法、能力をあなたにあげましょう。」
マリエールは神擬きに記憶、魔法、能力を差し出す気持ちになった。身体から引き出される感触があった。次に身体に流れ込む感触があった。凄い量の記憶だ。魔法や能力もマリエールの比ではない莫大で強力な魔法や能力だ。万能に近い能力だ。マリエールは、
「ありがとうございます。お陰様で私の求めていた魔法や能力が手入りました。この後はこの力を如何に使っていくかです。」
神擬きも万更ではないらしい。
「これだけの力を持つ者はこの星に他にいない。きみが望むならこの星の全てが手に入る。その様な事をしない者だと判ったから力を与えた。正しい使い方をして欲しい。」
マリエールは頷いて、
「世界の人々を幸せにするために使います。」
神擬きと約束して洞穴を出た。分身体もバージョンアップされているようだ。分身体を何体か置いて領に帰った。
マリエールはこのこの時10歳である。この年にして世界最強、マリエールはアベルと伯爵に報告した。伯爵は、
「世界最強か。心強いというか空恐ろしいというか。この事が知れたら国王はお前を養女に迎えようとするであろうな。世界最強で才女で礼儀作法が出来て容姿端麗のその方疎う者はいまい。」
伯爵はこの娘との別れが近いと感じたようだ。一方のアベルは成人して伯爵領の仕事をしているが冒険者は続けている。マリエールも冒険者に登録して既にCランク冒険者だ。アベルとチー厶を組んでいる。
「これでどんな依頼も熟せるぞ。冒険者ギルドに行くのが楽しみだ。」
アベルは呑気だ。
領の流通、事業、産業を担うマリエールは領の要だ。おいそれと冒険者などせられないと伯爵は思う。それに対してマリエールは、
「領の事は分身体に任せましょう。私は冒険者として世界の人々を幸せにする仕事がしたいですわ。」
その言葉にアベルは喜び、伯爵はがっかりした。
今マリエールには出来ぬ事はほとんどない。宇宙進出も出来る事の一つだ。色々な方法で宇宙へ進出出来るがオーソドックスに宇宙船で行くのがいいと思った。分身体が行くなら酸素も食料も温度調節もいらない。
神のような存在に力が欲しいと願った。マリエールの力をくれるならいいと言われた。それを承諾して力を得た。




