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          17 依頼

 新しい依頼が来た。無所属の宇宙船団流浪の旅人が希少種デニッシュを持ち出しのだ。小星団に逃げ込む前に捕獲しなければならない。

            17  依頼


 マリエールは交流会規則に違反して美形星人を誘拐したのは許されない事だと思った。だから誘拐星のようにバリアを張ればいいと思った。しかし、アンドロイドはこちらの警告を無視して美形星人を誘拐したのは明らかだ。万死に値すると言って星を滅ぼし僅かな人々を他星に移した。やり過ぎだと思う。アンドロイドに抗議した。アンドロイドは統括者の決定だと言った。始めてのケースだ。こんな時どう判断していいのか判らないだろう。代わって判断したらしい。今後はマリエールが判断するらしい。アンドロイドが自分で判断する筈がない。しかしあの政府関係者にすれば、自分の星で命を落とした方が良かったのではなかったのではないだろうか。マリエールとしては残機の思いだ。

 次の依頼が来た。無所属の宇宙船団、流浪の旅人が貴重生物を捕獲して他銀河に向かったので捕縛して貴重生物を奪い返せというものだ そんな事出来るのだろうかと思っていると、アンドロイドが

「異次元転移を使えば直ぐ追えますよ。統括者からの情報によれば流浪の旅人は銀河を出て小星団に向かったようですから先回りをして小星団で待ち伏せしましょう。」

今度はマリエールも行く事にした。どんな事が起こるにせよ自分自身で判断するのだ。マリエールはアンドロイドを1万体用意した。広い宇宙で見逃すわけにはいかない。程なく流浪の旅人の宇宙船を発見した。

 マリエールは流浪の旅人の宇宙船に転移した。マリエールは流浪の旅人のメンバーに、

「処刑する前に一応聞いておくわ。言い残す事があるなら言いなさい。」

流浪の旅人のメンバーは嘲笑うように、

「小娘が偉そうにこざきやがって、俺達は不老不死だ。死ぬ事はない。万能の覇者さ。お前が何者か知らないが俺達から言わせれば赤子も同然さ。」

マリエールはメンバーの一人の腕をウィンドウカッターで切り落とした。直ぐに再生した。落ちた腕は消えてなくなった。仮初めの身体がある精神生命体のようだ。あながち不老不死というのも嘘とは言えないのかも知れない。

「成る程、生命体としては脆弱なのね。形ある精神生命体とは面白い存在ね。確かに不老不死なのは認めるわ。但しだからと言って好き勝手やってもいいというわけではないわ。あなた達は死なないかも知れないけど閉じ込める事は可能よね。あなた達が売りさばこうとしたデニッシュも形ある精神生命体だけどあなた達と違って希少種よ。返して貰うわ。」

マリエールは流浪の旅人の一人を収納した。メンバーは慌てた。生命は収納出来ない筈のアイテムボックスに仲間が収納されたのだ。流浪の旅人が生命ではないと証明されたようなものだ。メンバーは

「待ってくれ。デニッシュは返す。だから収納するのはよしてくれ。」

メンバーはデニッシュを差し出した。マリエールは受け取る。

「あなた方は交流会規則、希少種の持ち出し禁止に抵触したのよ。

罪は償って貰うわ。」 

マリエールはメンバー全員を収納した。

 流浪の旅人は形ある精神生命体だった。不老不死というのは万更嘘ではないが生命体としては脆弱でマリエールは収納出来る。

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