13 恒星内問題
マリエールは誘拐の事を統括者に相談した。統括者は交流会の統括者としては認めるわけにはいかないが個人としては認めると言った。
13 恒星内問題
マリエールは恒星内問題の相談をアンドロイドから受けた。道義的には放っておける問題じゃない。日常的に人が拐われるのだ。マリエールは統括者に相談した。統括者は、
「交流会としては関わり憎いな。きみの独断として対処して貰うか。」
統括者としては交流会規則に則り注意、罰則する必要がある。恒星内問題は管轄外だ。統括者は、
「昔、ある恒星内に二つの文明が存在していた事がある。お互いに仲が悪かった。しかしながら私は恒星内の問題として関わらなかった。やがて二つの星は戦争を始め二つの星が滅んだ。私は後悔した。恒星内の問題にも交流会は関わるべきだったのではなかったのではないのかと。同じ事だ。私は交流会統括者としては認められないが私個人としては認めよう。」
統括者個人としての了解が得られた。マリエール個人としてこの問題の解決に当たろう。
マリエールは美形の星にアンドロイド100体を送り誘拐犯を捕獲した。誘拐星のサイトに誘拐の事実を掲載して、是正されないならば宣戦を布告すると載せた。反応は様々だ。美形の星の女性を拐っていたなんて知らかったというもの。同じ太陽系の生物だから何をしても構わないというもの。政府の関係者を名乗る者から連絡を欲しいというものなど様々だ。
取り敢えず政府の関係者に連絡を取った。先ず関係者は誘拐は政府が関わった事はない。おそらく反社会的な組織が関わっているのだろう。政府として誘拐犯の厳重な取り締まりをするから戦争なんて物騒な事は言わなで欲しいと言った。それに対してアンドロイドは、
「今後一件でも誘拐が起こったら、誘拐星への攻撃を開始する。」
と伝えた。サイトにそう掲載して誘拐犯達の処刑の場面を載せた。誘拐犯は直ぐに現れた。サイトにそう掲載し戦争開始を宣言した。誘拐犯も処刑してサイトに載せた。先ず宇宙船の基地からだ。そして軍事基地、宇宙船や軍備の製造施設、研究機関などが攻撃された。そして一般の飛行場も攻撃の目標になった。サイトは炎上した。
別のサイトに攻撃は終了した。誘拐犯がまた現れたら誘拐星の終わりだと掲載があげた。反応は恨みがましいものばかりだった。父がお前に殺された。絶対にお前を殺してやると言った類だ。
流石に暫くは誘拐犯はなりを潜めた。誘拐星は一般飛行場の再開を先ず目指した。続いて軍事施設の復興を急いだ。宇宙船出航の再開は二の足を踏んだ。人類滅亡のボタンを押す事になるかも知れない。しかし何時までも宇宙船を飛ばすことを躊躇ってはいられない。遂に宇宙船出航が決まった。事は宇宙船の運航が始まって程なくして起こった。サイトに誘拐犯捕縛の記事が載った。程なくして誘拐犯は処刑されるだろうと書かれた。その後には「さようなら」とだけ書かれてサイトは終了した。その意味が判ったのは暫く経ってからだ。宇宙船が宇宙に出られなくなった。誘拐星に戻ろうとする宇宙船もだ。バリアが張られた。二度と誘拐は出来ない。
宇宙船の運航が始まって程なく誘拐犯が捕まった。サイトの最後にさようならと書かれた。その意味は程なく判った。バリアが張られたのだ。




