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          12 美形

 この星は美形の若い女性ばかりだ。男性も年配者も子どももいない。王宮に来た。宇宙対策室長と面談する事になった。

            12  美形


 アンドロイド達は、そのまま街に出た。特に気にされる事もなかった。敢えて言えば服装が周りの人々と違うのが気になる。それにしてもこの星は女性ばかりだ。しかも美人で若い。男性や年配者や子どもは何処にいるのだろう。みんな15から20歳の美人ばかりだ。聞くのは謀れる。ここは中央の高官に尋ねるべきだろう。

 アンドロイド達は王宮らしき場所に来た。この星の文明はそれなりに高い、服装も建物も洗練されている。この王宮も洗練された建物だ。門番も女性だ。門番に、

「私達は銀河系交流会の統括代理をしているマリエールの使者です。先日この星に恒星間移動を始めたばかりの星の宇宙船が訪れてこの星の人々を誘拐したと聞きました。その星を制裁するに当たりご意見をお伺いに参りました。この件の所管の方とご面談したいと参りました。」

門番はちょとお待ち下さいと言って奥に入って行った。間もなく案内の人が来てアンドロイド達を案内した。案内されたのは宇宙対策室というところだ。其処の室長と面談する事になった。アンドロイド達は、

「恒星間移動してやって来たと聞き、驚きの事と思います。我々も恒星間移動出来る星は歴史のある恒星間移動出来ない星との接触を控えています。しかしながら今回不幸な出来事が起こりました。誘拐もありました。軽い罰では済ます事が出来ません。どんな処分を望まれるのかお聞きしに参りました。」

室長も17歳ぐらいに見える女性だ。そんな年で役職に就けるのだろうか。

「ご心配頂きましてありがとうございます。遠路はるばるお越し頂きましてすみません。しかしながら我々の星は他星の者誘拐される事は慣れています。今更この問題を大事にしても詮無いことです。」

室長は少し困った顔した。アンドロイドは、

「我が主は交流会の統括代理で実力者です。お困りの事があれば大抵の事は解決出来ます。是非ご相談して下さい。」

室長は思案顔だ。暫く考えた後に、

「我々は分裂して種を維持する生き物です。分裂ですから性はありませんが女性型です。分裂ですから成長もありません。ちなみに私は10万年前からの記憶があります。その環境で最適になるように数を維持します。数万年前から隣の星の生物が我々を拐って種どこにし始めました。やはり単一性の生き物で他の生物に種仕込んで種を増やす生き物です。その生き物が文明を持ち宇宙船を開発してこの星に乗り込んで来ました。始めはこの星を征服しようとしたのですがこの星に住むと一年以内死ぬ事が判って征服を諦め我々を拐うようになりました。拐われても種の維持は出来ますからこの星に影響はありませんが拐われる同族の思いを考えると腹立たしいです。」

そんな事があるんだと思った。しかし、困ったな。この件は交流会規則に抵触しない。恒星間を移動していないのだ。どうしようか。

 この星の人々は良く拐われるそうだ。同じ太陽系に住む人間の種どこにされるそうだ。恒星間移動はしていない交流会規則に抵触しない。

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