10 統括者
銀河系の統括者に会った。統括者とは恒星間移動出来る者達の集まりの交流会を主催する者でルールを決めたり違反者に注意したり罰したりする者だ。
10 統括者
念話は直ぐに返事があった。
「新しいお客さんだね。能力からすると人間と一緒にいるエスパーから能力を貰ったのだね。私を訪ねてくれたのだね。丁度こちらにいて良かったよ。今こちらに招くよ。」
銀河系の統括者ってとても愛想がいいようだ。宇宙船ごと別の空間に転移した。其処には若々しい男性がいた。男性から挨拶した。
「始めまして、新しいお客さん。私はこの銀河系の統括者です。統括者と言っても銀河系を支配しているわけじゃないよ。恒星間移動出来る者達が集まってルールを作ってルールを守らない者達に注意したり罰したりする集まりがあるんだ。交流会と呼んでいる。特に恒星間移動出来る星は、恒星間移動出来ない歴史のある星とは接触しないとか、知的生命体は奴隷にしたり虐待しないと言ったルールを作って交流会員は勿論交流会以外の恒星間移動出来る星の者達に違反があれば注意したり罰したりするのが仕事なんだ。人間と一緒にいるエスパーにも私の仕事を手伝ってくれる人を紹介して欲しいと頼んでいたんだ。あのエスパーに能力を貰って私のところにやって来たという事はきみが私の仕事を手伝ってくれるのだね。」
マリエールの頭の中はクエスチョンマークだらけだ。何を言っているのかさっぱり判りません。何故どうして私があなたの仕事の手伝いをしなければならないの。
「いきなりじゃ判らないよね。きみには銀河系交流会統括代理として銀河系内の恒星間移動出来る星の問題の解決を手伝って欲しいのさ。仕事に必要な能力や魔法や知識は与えるよ。贖わないで受け入れなさい。」
いきなり何よ。人の話しも一言も聞かずに勝手に能力を与えるなんて酷いじゃない。能力を貰えるのは嬉しいけど。精一杯受け入れました。
「能力や魔法は知識から判るだろうけど、少し説明しておこうかな。先ず異次元移動の能力は、プログラミングをすれば理窟上は宇宙の何処でも行ける筈だよ。実際には銀河系を大きく離れてプログラミングが出来ないから無理なんだけど。プログラミングの方法は教えるし知識をなぞれば理解出来ると思うよ。」
統括者は一旦話しを切った。マリエールはすかさず、
「どうして私があなたの仕事手伝いをする事になるんですか。わけが判りません。」
統括者は「えぇ」と言った。その時マリエールの承諾を得ていない事に気付いたようだ。統括者はしどろもどろにマリエールがエスパーに説明を受けいると思ったとかエスパーと統括者の能力を得て今更統括代理の仕事をしないという事は出来ないとか言った。マリエールは仕方ないと思った。マリエールは、
「能力を貰った以上仕事は手伝いますが、故郷の仕事もありますしあなたの仕事ばかり手伝えませんからね。」
きっちり其処はおさえなければならない。
暫く統括者の星でプログラミングの勉強をした。銀河系は、3次元だから。東西南北上下で位置を決めなければならない。星の中に移動するわけにはいかない。細くプログラミングしなければならない事が判った。
統括者はマリエールに勝手に能力を与えたりプログラミングの説明したりした。仕事の手伝いをさせたいらしい。




