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ハリガネベイスボウラーズツウ!  作者: 椎家 友妻
第五話 決戦!張高ソフトボール部!前半戦
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6 碇のふたつの誤解

 「お前はな、ふたつ(・・・)の(・)大きな誤解をしている」

 「え?ふたつの、大きな誤解?」

 「そうや。まずひとつめ。そもそも俺と小暮は、恋人同士ではない」

 「ええ⁉だ、だってあの時昌也君は、

屋上で小暮君を押し倒していたじゃないか!」

 「だから!それが誤解なんや!あれはいわゆる事故なんや!

俺がワザと小暮を押し倒したんやなくて、結果的にそうなってしもうたんや!」

 「でも昌也君は、満更でもなさそうな顔をしてた・・・・・・」

 「なっ⁉そ、そんな訳あっかい!

確かに俺はあの時小暮のアレをムニュッとやってしもうて、

その感触が今でも忘れられへんって違ぁああう!

うるさい!黙れ!とにかくこれがひとつめの誤解や!」

 「じゃあ、ふたつめの誤解っていうのは何なの?」

 「恐らくこれが、お前の中での最も大きな誤解やと思うんや。

ええか?よく聞けよ?」

 「わ、分かった」

 俺の真剣な言葉に、碇はそう言って息を飲む。

その碇に、俺は静かな口調で言った。

 「あのな、どうやらお前は小暮(・・)の(・)()を(・)、()や(・)と(・)思って(・・・)いる(・・)みたいやけどな」

 「うん、思って(・・・)いる(・・)よ(・)?」

 「あいつはな、実は、()なんや」

 「へ?」

 俺の言葉に目を丸くする碇。

そしてしばらくこりかたまった後、大きく目を見開いて叫んだ。


 「えええっ⁉小暮君って、女の子だったのぉおっ⁉」



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