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ハリガネベイスボウラーズツウ!  作者: 椎家 友妻
第五話 決戦!張高ソフトボール部!前半戦
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68/92

4 う~、まんぼぅっ!

 タッタッタ。

 俺は走っていた。

碇を探し、学校周辺や駅の近く、

その向こうの住宅街等、碇が家から歩いて行けそうな場所を、

しらみつぶしに走って回った。

しかし碇の姿は見つからない。

とにかく探す範囲が広すぎる。

探し出してから早三十分。

この調子やと碇を見つける前に試合が終わってしまうやないか。

 あーもう!

何処に()るんやあいつは⁉

 とりあえず、いつも練習をしてる市営グランドに来てみた。

間違えてこっちの方に来てるかと期待したけど、

やっぱりここにも碇の姿はなかった。

 あかんやん!

見つからへんやん!

どないすんの⁉

このままやとホンマに野球部廃部でっせ⁉

という事は、この物語はこの巻で最終回⁉

ていうか打ち切り⁉

もしくはネタ切れ⁉

 俺の頭に、リアル世界の様々な可能性がよぎった。

 だああっ!

廃部も最終回も打ち切りもネタ切れも許されへん

何としても碇を見つけるんや!

考えろ俺!

俺がまだ探してない所!

それでいて碇が行きそうな場所!

 う~~~~~~~~~~~~~っ・・・・・・。

 「まんぼぅっ!」

 残念ながら、『まんぼぅっ!』と叫んだ事には全く意味がない。

そやけど俺はこの瞬間に思いついた。

碇が居そうな場所。

そして俺がまだ探してなかった場所が!

 「そうや!きっとあそこに居るはずや!」

 俺はそう叫び、急いであの(・・)場所(・・)へと走った。



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