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2 碇は既に立ち直った?
そんな訳で碇の家の前に辿り着いた俺。
そして門柱のインターホンを押すと、一昨日と同じように光さんが現れた。
その光さんは、この前会った時よりも明るい表情で言った。
「おはよう正野君」
「おはようございます。あの、今日碇君は・・・・・・」
遠慮気味に尋ねる俺。
すると光さんはニコッと笑ってこう言った。
「あの子だったらさっき試合に行くって言って、ユニフォーム姿で出て行ったわ」
「え?そうなんですか?」
意外な言葉に目を丸くすると、光さんは嬉しそうに続けた。
「ええ、やっと立ち直ってくれたみたい。それもこれも、正野君のおかげね」
「ええ?そんな事ないですよ」
「いいえ、あなたの事は普段からあの子に聞いているわ。
一時期は野球を辞めて、随分ふさぎこんでいたけど、
あなたのおかげであの子はまた野球を始めて、元の元気さを取り戻した。
本当にありがとうね」
そう言って頭を下げる光さん。
そんな大層にお礼を言われると、何だか照れちゃうぜぃ。
まあとにかく、碇はちゃんと試合に来てくれるみたいや。
良かった良かった。
俺はほっと胸を撫で下ろしながら、試合会場の張高グランドへと向かった。




