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1 小暮も割とご近所さん
試合当日の日曜日。
とうとうこの日がやって来た。
俺は朝飯を食って野球のユニフォームに着替え、早めに家を出た。
すると門をくぐって道に出たところで、
「あ」
「あ」
と、ソフト部のユニフォームを着た小暮にばったり会った。
そういえばこいつ、ウチの近所のアパートに住んでるんやったな。
あの一件以来、まともに顔も合わせてなかった。
とりあえず俺は下手な愛想笑いを浮かべながら、小暮に声を掛けた。
「よ、よう、おはよう」
それに対して小暮は、
「お、おはよう・・・・・・」
と挨拶を返してくれたものの、
そのままプイっと顔を逸らして走り去ってしもうた。
う~む、やっぱり嫌われてしもうたんやろうなぁ。
まああんな事をしてしもうたんやから、許してもらえるはずもないか。
俺は気を取り直し、碇の家へ向かった。
昨日の練習にも、結局碇は姿を見せへんかった。
おかげで俺はキャプテンにこっぴどく怒られたんや。
今日も碇が来ぇへんとなると、キャプテンにどんな目にあわされるか。
だから今日は、首に縄をつけてでも碇を連れていかんとあかん。
そう心に誓いながら、俺は碇の家へと急いだ。




