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7 夢でした

 という悲鳴とともに、()は(・)()を(・)覚ました(・・・・)。

ここは俺の寝室。

どうやらさっきのは、夢やったようや。

 「よかった・・・・・・」

 心の底からそう言い、俺は胸を撫で下ろした。

 矢沙(やさ)(ぐれ)(こう)との練習試合から数日。

あの試合で我が張金高校野球部は初勝利をあげたものの、

まだまだ甲子園を狙える実力ではなかった。

これからもっと部員も増やして、ビシビシ特訓をせんと。

そして何が何でも甲子園に出場して、

その(あかつき)に、伊代美に俺の本当の想いを伝えるんや!

 「よぉし!がんばるでぇっ!」

 俺はその場で立ち上がり、両手で握り拳を作った。

と、その時やった。

 「マ・サ・ヤ・く~ん♡一緒に朝練行こ♡」

 家の外から俺を呼ぶ、碇の声が聞こえてきた。

 「はあ・・・・・・」

 その声を聞いた俺は、たちまちやる気がしおしおと萎えていく。

 甲子園への道は前途多難やけど、

それ以外にも、俺には前途多難な事が多々あった。

 さて、これからどうなる事やら・・・・・・。



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