12 女の子らしい感触
「もういいよ!こんな馬鹿馬鹿しい事やってられるか!」
「何やとぉっ⁉
俺がこんなに親身になって、お前の悩みを解決したろうとしたってんのに!」
「余計なお世話だ!
こんな事するくらいなら、俺は別に女らしくなれなくたっていいよ!」
「はぁあっ⁉じゃあもう野球をせぇへん理由はないやろ!今すぐ野球部に入れ!」
「結局そうなるよかよ!もうお前とはやってられねぇよ!」
小暮はそう吐き捨てると、踵を返して立ち去ろうとした。
「ちょっと待てやオイ!話はまだ終わってへんぞ!」
俺はそう叫んで小暮の右腕を掴む。
「放せよ!」
そう言って俺の手を振り払おうとする小暮。
しかし俺は小暮の右腕を放さず、それを引っ張って強引に俺の方に向き直らせた。
「放せって言ってるだろ!」
「いーや離さんぞ!お前が野球部に入ると言うまでは!」
そう言って睨み合う俺と小暮。
すると小暮は、
「もう!いい加減にしてくれ!」
と叫び、無理矢理俺の腕を振り払おうとした。
そしてその拍子にカカトをつまずかせ、
「うわっ⁉」
という声とともに、小暮は大きく後ろにバランスを崩した。
それと同時に小暮の腕をガッチリつかんでいた俺もそれに引っ張られ、
大きく前のめりになり、そして──────
「わぁっ⁉」
「おわわっ⁉」
小暮が背中から地面に倒れ込み、それに覆いかぶさるように俺も転んだ。
「イテテ、だ、大丈夫か小暮?」
俺はそう言い、急いで起き上がろうと地面に手をついた。
するとその時。
ムニュッ。
地面についたと思った右手に、何とも柔らかくて心地の良い感触が広がった。
おや?これは何ぞや?
と思った俺は、素早く身を起こし、
自分の右手に触れているそれをこの目で確認した。
すると、俺の右手が触れていたそれは、何と、
小暮のおチチでした。
「はぅあああっ⁉」
驚きの声を上げる俺!
はぅあああっ⁉
見た目はペッタンコやと思ってたのに、
触ってみると意外とボリュームがあるやないかって違ぁああうっ!
俺は慌てて小暮のおチチから右手を離した!
そして考えるより先に口走った言葉がこれやった!
「か、体はやっぱり、女の子なんやなぁ」




