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2 私も昔はそうだった
するとそれを察した夏田監督が尋ねる。
「そっちの彼に、大京山に行くなと脅迫でもされているのかな?」
「なっ⁉」
失礼な!
と俺が心の中で怒っていると、碇はもっと怒った口調でこう言い返した。
「違います!そうじゃなくて僕は、昌也君がキャッチャーじゃないと嫌なんです!」
おお、嬉しい事を言うてくれるやないか。
と内心ちょっと感動していると、碇は更に語気を強めてこう続けた。
「それに僕と昌也君は、お互い愛し合っているんです!」
おいおい、ちょっと待て。
「その昌也君と別々の学校になるなんて、僕には考えられない!」
「待てーい!誰と誰が愛し合ってんねん⁉
お前が一方的にホモなだけやないか!」
思わず叫ぶ俺。
マッタクこいつはこんな時まで!
そんな事言うたらこの人らに変に思われるやろ!
そんな中夏田監督が、次に言った言葉はこれやった。
「なるほど」
納得したでこの人。
そしてこう続けた。
「同じチームのピッチャーとキャッチャーが恋に落ちる事は、よくある事だからね」
ないわい!
しかし更にこう続ける。
「私も昔はそうだった」
あんたもそうやったんかい




