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ハリガネベイスボウラーズツウ!  作者: 椎家 友妻
第二話 碇の不満、小暮の悩み
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26/92

8 誤解は深まるばかり

 「君も本当にしつこいな・・・・・・」

 翌日の昼休み、一組の教室前で俺に呼び出された小暮は、

心底呆れた様子でそう言った。

しかし俺は怯むことなくこう返す。

 「大事な話があるんや。だから屋上まで来てくれ」

 「だから何度も言うけど、俺は野球部には──────」

 「今日は勧誘の話とちゃうんや」

 「じゃあ、一体何なんだよ?」

 と二人で言い合っていると、

 「そんなん決まってるやんか~」

 とやにわに伊代美が現れ、ニコニコしながら口を挟んできた。

 「昌也君は小暮さんと二人きりになりたいんやよ。ね?昌也君?」

 「え⁉いや、あの、まあ、そうなんやけど・・・・・・」

 そうなんやけど、君の考えてる事とは全く違うんだよ伊代美ちゃん!

 と心の中で叫んだが、完全に誤解をしている伊代美は、

小暮の肩をポンと叩きながら続けた。

 「ほら小暮さんも、昌也君の気持ちを分かってあげて?ね?」

 「えぇ?う~ん・・・・・・わ、分かったよ・・・・・・」

 伊代美の無邪気な笑みに、半ば流されるように小暮は頷いた。

 かくして俺と小暮は二人で屋上に向かう事になった。

一応これはこれでええんやけど、

またもや伊代美に誤解をされる事になってしもうた。

 何でこうなるねん!



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