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ハリガネベイスボウラーズツウ!  作者: 椎家 友妻
第一話 ソフトボール部の壁、強豪校からの刺客
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7 キャッチボールで状況報告

その日の放課後。

俺達張高野球部は、いつものように学校の近くにある市営グランドに練習に来ていた。

 「で、例の件はどうなったんや?」

 ウォーミングアップのキャッチボールで、

俺にボールを投げながらキャプテンは言った。

そのセリフをボールと一緒に受けた俺。

例の件とはいわずもがな、小暮のスカウトの事や。

なので俺はボールとともにこう返した。

 「やっぱり断られました」

 するとキャプテンは、またボールを投げ返しながら言った。

 「相手もなかなか頑固やなぁ」

 「それに小暮はもうソフト部に入ってますしね。

そういえば小暮を勧誘しに行った時、ソフト部の部長にも会いましたよ」

 「おお、あのゴツイ体格の人な。何か言うてたか?」

 「『あんたらみたいな弱小チームに、ウチの新入部員はやらん』

みたいな事を言われました」

 「悪かったな!弱小の童貞チームで!」

 「いや!童貞とは言うてないですよ⁉」

 「小暮君のバックにはソフト部がついてるんか。

こりゃあ松山君の時よりスカウトが難しそうやな」

 「そうですねぇ。何より本人がもう野球をやりたくないみたいですから」

 「勿体無い話やなぁ。

せっかく中学時代に全国優勝してるっちゅうのに、

何で彼は野球を辞めてしもうたんやろう?」

 「ああ、それは多分・・・・・・」

 「やっぱり男だらけのむさ苦しい野球部より、

女だらけのソフト部の方がええんやろうか」

 「いや、それは違うと思います」

 なんてやりとりをしているうちにキャッチボールの時間は終わり、

先輩達は守備練習、そして俺と碇はグランド脇にある投球(ブル)練習場(ペン)で、

ピッチング練習をする事になった。



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