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ハリガネベイスボウラーズツウ!  作者: 椎家 友妻
第一話 ソフトボール部の壁、強豪校からの刺客
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5 小暮も野球をやりたくない

 「待てーい!俺の話を聞け!」

 「それはこっちのセリフだ。

俺は野球部に入るつもりはない。この前言っただろう?」

 「分かってる!そやけどやっぱりお前はウチのチームに必要なんや!

だから頼む!野球部に入ってくれ!」

 「そう言われても、俺はもうソフト部に入ったし」

 「そのソフト部を辞めて、野球部に入ってくれ!」

 「無茶言うなよ」

 「無茶を承知で頼んでるんや!」

 「嫌だって言ってるんだ」

 「何でやねん!人がこんなに一生懸命頼んでんのに!

何でそんなに野球部に入るのが嫌やねん!」

 「もう野球はやりたくないんだよ」

 「そんなん納得できるか!やりたくない理由を言え!」

 「嫌だよ。何でそんな事を君に言わなくちゃいけないんだよ」

 「ムキョーッ!入部したくないとかやりたくないとか言いたくないとか!

俺はお前をそんなワガママな娘に育てた覚えはないぞ!」

 「そもそも育てられてないし」

 「ぐぬぬぬ・・・・・・」

 相変わらず愛想のないやっちゃな!

少しでも伊代美の爪の(あか)(せん)じて飲ませてやりたいぞ!

(むしろ俺が飲みたい)

こうなったら意地でもこいつを野球部に引き入れたる!

 と、俺の中の負けん気がムクムクと湧き上がってきた、その時やった。



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