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追放少女と双子

訓練所の一角。

石畳の広場に、乾いた木剣の音が響いていた。


「せーのっ!」


「えいっ!」


元気な掛け声と共に、二人の少女が舞うように動く。

小柄な体に揃いの軽鎧を纏い、動きも呼吸も完璧に揃っている。


それは、訓練所でも有名だった双子の冒険者、リィナとリセだった。


「すごいなぁ……」


ミナが、凪咲の腕にしがみつきながら、目を輝かせる。

凪咲も、静かに頷いた。


「二人で、あんなふうに動けるんだ……」


見ているだけでわかる。

彼女たちの絆の深さ、技術の高さ、互いを信じ合う無言の連携。


そんな凛々しい姿に、ミナはたまらず声をかけた。


「ねえねえ!つよいね!」


突然話しかけられた双子は、顔を見合わせて、にこりと笑った。


「ありがと!」


「君たちも訓練しに来たの?」


リィナが人懐っこく訊ね、リセも隣でぴょこぴょこと頷いた。

凪咲は少しだけ戸惑いながら、ミナの背中を押して前へ出した。


「うん……でも、まだまだ、だよ」


ミナが照れくさそうに笑うと、リィナもリセもまるで妹を見るような柔らかい目をした。


「がんばってね!」


「今度、手合わせしようね!」


明るい声に、ミナも「うん!」と元気に返事をした。

凪咲も、小さな声で「……よろしく」と応えた。

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