第五十三話 最高戦力
前回のあらすじ
服化が再月を覆う
そして、その戦闘力の高さに俺は弱気になって
その時彼女彼等達が――
「『生徒会』です。全員武器を置きなさい‼ これは命令です。そして『正義執行委員会』の表道静沙、並びに『双子ちゃんねる』の朱象 奏太 朱象 未来を殺人容疑で逮捕させていただきます!」
俺達がいた観客席の反対側、そこに令司紫苑生徒会長率いる『生徒会』の面々だと思われる生徒が複数人ずらっと並んでいた。
彼女達の登場によって、観客席にいた戦闘能力がない生徒も保護することが出来ている。
「ありがとうございます。介沁先輩」
体育委員長が『刀刀』を受け止めてくれた。彼の手には何処か芯の通った力強さを感じさせる一本の刀がある。それで小学生を守ってくれた。
「ふん、お礼を言われるほどでもない。酷いけがにはなっていなかったからな」
「πくん遅くなった! でも大丈夫! もう君に君を、裏切らせはしない! みんな、よろしく頼んだよ!」
「よ~し、がぜん張り切っちゃうよ! 『スリーピングあ~もんど』!」
やる気の感じられない着こなしの女子生徒が全体に何かをしたようだ。
周りを包む、それは緑色の輝きでどこかリラックスさせる香水の成分のようだった。
それに嫌々戦闘をしていた小学生達は包まれ、とろんとした顔で闘技場の地面に横たわる。
「生徒会副会長、会計、書記は私達のブレインの防衛、保健委員長、図書委員長、放送委員長、風紀委員長、体育委員長はそれぞれ独自に動いて各個撃破しろ!」
『了解!』
反応は様々だが、了解という意思表示は皆同じだった。
あれがこの学園都市の中で最強戦力とうたわれている、それが助けに来てくれたらしい。
『ちぇ~、めんどくさいのが来た~。どうしてこれたのかわからいけど~?』
双子が頬を合わせて悔しそうに不正不満を言っている。
「六法全書、刑法二編二十六章 第199条を執行する! 紐づけた力『永遠の束縛』!」
蔓やロープが表道や双子達に飛んでいく。たぶんあの力、六法全書の中身に紐づけられた罰を与える力らしい。
風紀委員長、別名『法を従える行動者』。彼が通った道には悪の花は咲かないと言われるレベルフォース能力者だ。
「ついかしよ。『グレ~プちょこれ~と』!」
「な、力が湧いてくる!」
「体の疲労を取り除かれたみたい‼」
それと同時に、選考会などで疲れていた体育委員会の生徒達の体力が一様に戻ったようだ。もう、今まで防戦一方だった俺達はここに来てどんどん戦況を盛り返し始めていた。
「クソ、がぁ‼‼‼‼‼‼‼ 介沁さん、いや、介沁! お前は昔から邪魔なんだよぁ‼‼‼‼」
「角闘流!」
俺を突き飛ばし刀を取り返した無迅先輩が『王の一撃』で介沁先輩を跡形もなく切り刻むつもりで攻撃を加えようとした。それを、角闘流で誰かが受け止める。
「井鳥先輩‼」
「ばあ! お前の相手は俺だ。一撃流派の門下生? いや、もうその肩書はないに等しいよなぁ?」
「矛夢! お前と遊んでいる暇はないぃ! 俺は知った。殺すことで解決できる問題だらけの世の中なんだよぉ!」
「ふん、一昔前の慎のような大層なことを言う。その道は諦めろ、いばらの道だと知って慎が諦めた道だぞ?」
よく見ると体育委員会の生徒も何人かいる。前に副委員長に会うことを止めなかった先輩達もいた。
「邪魔するな、副委員長」
「ぬかさないでくださいな? 貴方様に超能力はありませんのよ?」
「俺の実力では勝てないと?」
「勝てなければ委員長にはなっていませんが、これは譲れませんわ。どちらの流派が最強に相応しいか決める一勝負ですのよ?」
「黙れ! 昔からある俺の一撃流派がぽっと出の流派に負けるわけないだろうがぁ!」
「ちぇ~なんかめんどくさくなった~」
「どうする姉さん? 消してしまおうか?」
「出来ません! その罪を償うためにこれから一生かけるのです。これ以上罪を重ねてはいけない!」
「取りあえず、本気にさせる?」
ロープが彼等達を縛っていく!
お疲れ様です。イイタチイリュウです。
毎日暑いですね、本当、食欲がなくなりましたよ。
さて、それでも小説を何話かのっけていくので今日はよろしくお願いします。




