第四十三話 選考会開始
前回のあらすじ
小連が話す可能性
でも、俺にはピンとこなかった。
でも、何かに変わりそう。そう思った
『さてぇ~、始まりましたぁ、四天王争奪選選考会! まずはルールを説明しましょう。参加者は闘技場の上に立ちます。そこで相手の体の一部だけでいいです。叩いてください。そしたらポイントが1入ります。これをやっていってぇ、一番ポイントが多い選手が勝者となります。あ、あと闘技場から出ないでくださいね~。出た場合、失格になります』
「要するに、ポイント集めか」
この大会には本気で望む。あの生徒会長が俺の大切な人を救ってくれると約束してくれたからな。そうじゃなければこんな大会、さっさと闘技場から降りている。
「マスター、がんばりましょうね」
「うるさい、話しかけるな」
「ま、マスター!」
「適当にやっても勝てるんだよこんなもの。試合開始で周りの連中を叩くぞ。準備しろ」
「は、はい。わかりました」
落ち込んでいるような声でそう返事を返す。気分が悪い、さっさとコイツから離れたい。
ギターケースから取り出した白手袋に叶帆が宿る、コイツの体は邪魔だから外に出していいかと聞いたら許可を貰えた。
垂れ下がったヒモが絡まないようにして鎌型銃を手に持った、そして、
実況の『スタートです!』の声を聴いた瞬間、俺はいきなりスパートをかけ四人に鎌型銃をぶつけて場外に吹き飛ばした。
『な、なんとぉ! 今回の優勝候補の慎さん。さっそく4人を場外に吹き飛ばしました。もう彼を止められる者はいないのかぁぁあああああ~‼‼』
実況はそうおだてている。俺にとってこの選考会は遊びだった。現にこの場には約500人いるがこんな些細なことでさっそく怯えの色が見え始めていた。
「おい、やべえって」
「反則でしょこんなの」
「反則じゃないんだなこれが」
残りのやつも料理してやると、かたづけようとした時、
「久しぶりだ、矢炭」
いきなり俺の目の前に出てくる。ポケットに手を入れていて、服はぶかぶかのニット帽をかぶった高身長の男が声をかけてきた。
知らないやつだ。どこかで会ったことがあったか?
学園都市に来てから人を覚えるのがおっくうになった、もしかしたら同じクラスだったりするかもしれない。
「誰だ? お前?」
「はは、もう忘れたか。ほら、小学生と蹴り野球をしたときに会ったことがあるだろう? 祭梅理嗣という」
「しらねぇえな!」
先手必勝で、鎌型拳銃をおおきく勢いをつけて振り下ろす‼
「おっと」
ガリイイイイイイイイイイイイインンンンン‼‼‼‼‼‼‼‼‼‼‼
俺の攻撃で闘技場のコンクリートに穴が開く。腰を抜かして怯えている生徒がいることからその威力については説明不要だろう。
「どうやら暴れたいらしい。宣言する‼ 矢炭、『俺はお前と≪1対1≫のサシの勝負を申し込む!』」
大きく響く声が闘技場の辺りを満たした。どうやら、馬鹿らしい。よく見ると少し背が高い程度の不良だろう。この選考会に参加しているのは疑問ではあるが、超能力者だったとしてもそこまでレベルは高くないことが簡単にわかった。
何故か、それはレベルが高かったらわざわざ不良なんてしていないからな。
『お~とここでサドンデスが勃発しました。さて慎選手この提案を乗るのか。そるのか』
あおってきた。この時、俺はイライラしていた。言葉の意味を深く考えていなかった。
「いいぜ。ちょうど退屈だと思っていた所だ」
「では契約成立ということでいいな?」
「もちろんそのつもり――だ‼」
今日の夜中はここらへんで。
明日また投稿します!




