またダメで まだダメから もうダメだねに変わって
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時が過ぎて、いつのまにか若いと言われる年齢じゃなくなっていって、自分の好きだった曲は懐メロとか言われてて、遡ったら20年前なんて当たり前になっていって、10年前は最近の出来事という認識になってて、それに対してほくそ笑むことも無くなって…
様々な新しい物事に批判的になって、最近の曲を(速すぎるわ)と一刀両断したつもりで受け入れなくて、ユーチューバーを(なんだかね)と受け入れなくて、推し活を眉間に皺を寄せて見ていたら、当たり前に皆から置いて行かれた。
まぁ、別にいいですよ…と強がっていたけれど、寂しくなって趣味を探すけど、全てに対して(どうでもいいですよ)とフタをした自分がそれらを開けて楽しい生活!なんてことにはなれなくて…
フタを開けると中には(どうでもいいんじゃなかったの?)とジトっとした目で私を見つめる私がいる。それに対して(ごめんね)と言っても、何だか許された気になれなくて(べつにいいけど…じゃあほら時間を埋めなよオバさん)と言われて少し手に取ってゆっくり元に戻しフタを閉める。
美味しいご飯を一人で食べに行く事に嫌気が差して、パフェを食べたいのに周りを気にして頼まない自分に嫌気が差して、本を読まなくなって…書かなくなっていった自分に嫌気が差して、あらゆる主人公に感情移入できなくなっていく自分に嫌気が差して、映画を見ながら先を予見している自分に嫌気が差して、人付き合いが苦手な自分に嫌気が差して、男性と付き合ったことがない自分に嫌気が差して、人から抜かれる事に慣れていって、慣れてる割には傷付いて、結婚を発表する芸能人が皆年下で驚いて…
負けて逃げて引きこもって一瞬死んで追いついたふりをして
またダメで
まだダメから
もうダメだねに変わって
それでも必死にあがこうとして見事にうまく生きれない自分を必死で慰める。
頑張って!とも言えなくて、大丈夫だよ!とも言えなくて、うなだれる自分の背中を、しょうがないよと優しく撫でた。
神様に怒らなくなって、人に怒らなくなって、世間に怒らなくなって、自分に怒らなくなった。
期待をしなくなったら、少しの期間楽になったが、その後は無になって、何にも興味が持てなくなった。
自分一人では眠る事しかしなくなった。というよりも年中眠かった。だから寝た。寝て起きると更なる眠気が襲ってきた。でも、そんな自分もとても嫌だった。誰かが拾い上げて助けてくれるのかと思っていたが、そんな事はなかった。まぁ…というよりも、SNSで発信などもやっていないので、そりゃそうで、でもまぁ、生きているんだから、心が無駄にあるのだから、寂しくて、惨めで、殺してほしくて、消えたくて…




