107日目 パルーアの館
誤字、訂正しました。5/14
●107日目(グリウス歴863年8月19日)
ようやく、落ちついた朝を迎えることができた。
俺たちが精霊界に行っている間に日付は3日も進んでいた。
昨日開かれたパーティは夜中まで開かれて主賓である俺たちは
最後まで付き合わされる羽目になった。
別の意味で疲れ切った俺達は今日は午前中を休息に充てて
ゆっくりと休むことにしたのだ。
俺は部屋でステータスを確認する。
城外の戦闘でレベルが上がっていたのは確認していたが、
デーモンとの戦闘でもレベルが上がっていた。
ここで気になったのがSPだ。
SPの限界値は12000だと思っていたのだが、
今28248となっていて、その数字が点滅していたのだ。
今まで限界突破のスキルでSP獲得上限は12000となっていたから
SP上限もそうだと思っていた。
そこで限界突破のスキルを再度鑑定してみる。
するとやはり獲得上限12000となっている。
じっと見ているとその説明の下に小さく補足のような説明が出ていた。
限界突破MAX特典:SPプールは10日間だけ
オーバーフロー分を貯めておく事ができる。とあった。
いやいや、なんでこんな小さく説明が出ているんだ。
ちょっと神様の悪意を感じつつ、同時に気づいてよかったと
胸を撫で下ろした。
危うく、無駄にするところだった。
すでに3日以上経過しているので、すぐに使うべきだろう。
そこで新たにとったスキルは、
テイムLv10で感覚共有の能力とスキル遠隔発動を取得した。
それと何かのスキルの派生なのか取得条件を満たしたのか
スキル強化というスキルを取得できるようになっているのだが
SPが3000という他とは明らかに
ポイントが大きすぎるスキルも出てきていた。
これまでの傾向で一度選ぶとキャンセルができない可能性が大きいので
試すのも躊躇われたが
これだけ大きなポイントを消費するぐらい強力なものなのかもしれない。
そこで試しにスキルを選択する。
すると、さらにリストが表示された。状態異常の耐性スキルだ。
これらはすでに上限までレベルを上げている。
この中で一番危険と思われるのは即死耐性、麻痺耐性、
次に魅了耐性、恐怖耐性、眠り耐性くらいだ。
毒や病気は魔法で対処できる可能性も大きい。
そこで即死耐性を強化することにした。
即死耐性を選ぶと即死無効になった。
これは3000払っても価値があるものだ。
そこで、麻痺、魅了、恐怖、眠りも強化することにした。
残りのスキルポイントは10548。この段階でSPの点滅は無くなった。
それと剣のスキルで光速剣のレベルを最大のLv10まで上げた。
光速剣は使っていてかなり有用だと感じたからだ。
それ以外にもアクロバットの技能を最大のLv5、
それと罠の発見、設置、解除も取ってみた。
そして最後に重要なスキル、レベルダウン防止。
これがまた、5000ポイントと桁違いなポイントなのだ。
一般的にスキルや能力を使っていれば上達していくものである。
つまりレベルが上がる。
しかし、未使用のまま時間が経過していけば、
レベルが高ければ高いほど、能力が落ちていくのだ。
これは元の世界でも同じようにスポーツ選手が
高度なテクニックを持っていても練習をさぼれば、
その高等テクニックも錆びついてしまう事と同じようなものだ。
再度練習していけば、取り戻すのに時間はかかるだろうが
再び出来るようになる可能性が高い。
それと同じように、スキルも同じで取得すれば
永遠に使用できるものではなく、
使わなければレベルダウンが起こるらしい。
それを防ぐのが、このスキルレベルダウン防止のスキルだ。
そしてLv2は外的要因、例えばスキルドレインの能力、
これはモンスター限定らしいが、
そこからのレベルダウンを防止するというものである。
Lv2には10000ポイントという
ちょっとやそっとじゃ取得できないポイントだ。
他にも種族レベルダウン防止などもあるが、
ポイント数はスキルレベルダウン防止と同じだ。
種族レベルダウンはLv1では加齢によるダウン防止、
Lv2では同じように外的要因によるダウン防止とある。
まあ、種族レベルダウン防止は、まだ考える必要はないかもしれない。
俺のような特殊な人間は通常よりも非常に多くのスキルを有している。
正直、取得しても使っていないスキルはたくさんある。
それが、いつも間にかレベルダウンしていたというのは
もったいないと思ったのだ。
これで残りSPは3524ポイントとなった。これは持ち越しにする。
そして、もう一つ。称号にデーモンスレイヤーという称号と
パルーア名誉侯爵の称号が付いていた。
この称号が何を意味するのかは分からないが、
特に何か問題があるわけでもないので、放置確定だ。
午前中は、このスキルアップの作業にかかりきりとなった。
昼食を取ろうと部屋を出る。
昼食はアメリア女王とホフマン伯爵一行と同席することになっていたからだ。
廊下に出るとアンジェとマリアも出てきたところのようだ。
「今、呼びに行こうと思ってたのよ。」
アンジェが声をかけてきた。
「タイミングいいね。それじゃあ、一緒に行こうか。」
「アーくんは午前中何をしてたの?」
アンジェが訊ねた。
「のんびりさせてもらったよ。強いて言えば、レベルアップの確認かな。そういうアンジェとマリアは何してたの?」
「私は、昨日の戦闘で剣を失くしてしまったでしょ。だから、町の武器店に行って剣を買ってきたわ。ついでに予備武器も持つようにしたのよ。」
「へー、予備武器は何にしたの?」
アンジェは所謂片手剣のブロードソードを好んで使う。
片手半剣のバスタードソードや両手剣のツーハンデッドソードも
使えるそうだが、長期戦に不利との事でブロードソードにしているそうだ。
1対多などではリーチが長く、重いほうが比較的有利だが、
冒険者稼業ではそうはいかない。
狭い洞窟や、船上、対人戦や対魔物戦など様々な想定をしなければならず、
あまり汎用性の欠ける武器では実力も出せないまま
死んで行く事のほうが多いだろう。
だからと言って、たくさんの武器を持って行く事は愚の骨頂である。
冒険者は戦闘だけがメインでもないからだ。
「予備武器は細身の剣レイピアにしたわ。」
「それなら、重量もそれほど気にならないかもね。」
「ええ、それに、今回私もマリアもレベルが上がったのよ。私は剣術レベルが4になって、剣技も覚えたわ。今度使う時まで楽しみにしててね。」
嬉しそうにアンジェは言った。
「私はね、水属性の魔法レベルは3になったわ。それだから、魔法書で水魔法の勉強をしてたの。」
マリアも自慢げに言った。
今回の2人のレベルアップは非常に大きな成長のようだ。
アンジェも剣術レベルが上がったのはもちろんだが
剣技を覚えたのは非常に強みになる。
それに水属性魔法にかかわらず、レベル2の壁と言われるくらい
レベル2から3になるのは大きな違いなのだ。
レベル3では概ね範囲攻撃魔法が使えるとようになる。
しかも、水属性と言えば範囲攻撃魔法はブリザードだ。
範囲内の敵に氷の刃で切り裂き、冷気のよるダメージを与える。
しかも、相手の敏捷力も低下させることもあるので、非常に強力だ。
「凄いじゃないか、2人とも。」
「そんな、アーくんに比べたら全然よ。」
「もー、アンジェは。アーくんと比べるほうが間違ってるわよ。」
確かに俺と比べるのは間違ってると思う。
俺のはただのチートだからなぁ。
そんなこんなで会食場所に到着した。
午前中にパルーアとジュノー王国とで対帝国で協力しあうことで
条約の締結が済んでいたようだ。
会食自体は、ほぼ雑談で終始していた。
「それでは、我々は明日の早朝に帰国いたします。騎士団を護衛につけて戴き感謝します。」
「いいえ、もともとアルス様たちが護衛する予定だったのでしょ。それをこちらの都合で引き留めてしまうのですから、これぐらいはさせて戴かなければ、つり合いがとれません。」
これは丁度いい機会と思ったのである事を提案した。
「それなのですが、私に良い案があるのですが、いかがでしょうか。」
俺の言葉にアメリア女王とホフマン伯爵は俺のほうを見る。
「どのような案なのかしら。」
アメリア女王が訊ねてくる。
「実は私はゲートの魔法が使えるのですが、それでしたら一瞬で安全圏まで送り届けられます。ただ、ゲートの魔法はどこにでも出せるものでもないのでそれなりに準備が必要なのです。行先は、ランゴバルドです。」
「それはすごいな。是非ともその魔法で送ってもらいたいものだ。」
ホフマン伯爵は非常に乗り気だ。
何日も馬車に揺られることを考えれば当然かもしれない。
「ですが、私の帰る方法が問題なのです。先ほども言ったように、ゲートの出現先は私が記憶に深く刻み込んだ場所である必要があります。その場所は私の記憶と合致していないと失敗する恐れがあるので可能ならば、誰も入らないような場所で専用の部屋などを用意してくれれば準備できるかと思います。」
「それでしたら、問題ありませんわ。今お泊り戴いている継承者専用の館はアルス様に完全に譲渡いたしますわ。そこでしたら、好きになさって頂いて構いませんわ。」
「ありがとうございます、女王陛下。それでしたら、帰ってから早速準備しますので、明日の朝、ホフマン伯爵は私のいる館に来てもらえますか。」
「ああ、是非ともそうさせてくれ。」
「それと、申し訳ないのですが、行先が部屋の中なので、手荷物程度にしていただけると助かります。大きな荷物は私の異空間収納で運び込むので、分けてください。」
「うむ、わかった。そのように準備させよう。」
「館のほうもそろそろ引き渡せる準備が整っているはずです。後ほど案内させましょう。それとアンジェリカ様とマリアンジュ様はこの後、お時間はございますか?早速なのですが今後について話し合いをしたいのですが。」
「ええ、大丈夫よ。」
アンジェとマリアはお互い頷き合い、返事をする。
ここでアンジェとマリアはアメリアと一緒に話し合いに向かっていった。
ホフマン伯爵も帰国準備で忙しくなるのだろう。足早に戻っていった。
俺は館を案内してくれるという官僚風の男について行く事となった。
館は城下と言っても城のすぐ隣の区画にあった。
城門から出て歩いてすぐの場所だ。
この周囲は貴族や上流階級の人間が住んでいる区画で、
1軒1軒が広い敷地と大きな建物ばかりだった。
その中でも一際大きいのが、今回貰った建物のようだ。
敷地には高い塀が建てられていて、防犯にも優れているようだ。
敷地にも大きな門があり、そこを開けて入っていく。
庭と呼ぶには大きすぎるそこは、
しばらく誰も住んでいなかったという割には綺麗に整っていた。
正直な感想を言えば、一体、維持費にどれだけかかるのだろうか、
館の大きさから考えると掃除だけでも1人では
丸一日かけても終わりそうもないし、
庭?も専用の庭師でも雇わなければ荒れ放題だろう。
「今の俺じゃあ、維持費も稼げないんじゃないか?」
ぼそりと呟いた。
それを聞いたか聞かなかったかわからないが、官僚風の男が話しかけてきた。
「この後、署名頂きたい書類がございますので、お部屋の中で済ませてしまいましょう。」
そういって、館の扉を開いた。
「お帰りなさいませ。」
館の扉を開けるとそこには数人の人間が待っていた。
一人は見覚えのある顔だ。
「あれ?ミーシャさん?なぜここに?」
「アルス様、私はアルス様の側仕えに任じられております。ここにいるのは当たり前です。それよりも僭越ながら私が皆さんをご紹介させていただきますね。まず、こちらがこの館を管理をする事になった執事のジョハン様です。」
「初めまして。ジョハンと申します。この館の管理を任される事になりました。」
そういって、初老の男が恭しくお辞儀をした。
「こちらは、メイドのメアリさんとローネさんです。」
「メアリと申します。」
「ローネと申します。」
2人も深くお辞儀をした。
「ジョハン、メアリ、ローネ、どこかで聞いたような・・・」
「はい。私共は以前アンジェリカ姫様とマリアンジュ様にお仕えさせて頂いた者です。その後モルガン公爵家でお世話になっておりましたが、急遽、アルス様に仕えるよう拝命いたしました。」
「ああ、そうか。君たちが。なるほど、粋な計らいだね。アンジェとマリアも喜ぶだろう。君たちの事はすごく気にしていたからね。」
「もったいないお言葉ありがとうございます。誠心誠意尽くさせて戴きます。」
「それとこちらが庭師のロムトさんです。ロムトさんは昔は冒険者だったのですが、冒険者は引退して庭師になったそうです。それ以来、ロムトさんはずっとここの庭の手入れをなさっているベテランさんなのですよ。」
「ロムトと言います。どうぞ、よろしくお願いします。」
年齢は40代半ば頃で体格はがっしりとしていて戦士を思わせる風貌だ。
「冒険者の頃は戦士職でもしていたの?」
「いいえ、スカウト兼レンジャーでした。ですが、この体格なので大成することなく引退しました。」
スカウトとは偵察や情報収集を主に行う職業で隠密能力に長けた職業だ。
レンジャーは奇襲攻撃に長けた職業で近接戦闘もそれなりだが、
どちらかというと遠距離攻撃に長けた職種だ。
レンジャーの多くは弓を扱っており、投擲攻撃も得意としている。
ロムトのような高身長で体格の良い人間では大成しにくいかもしれない。
「なぜ、戦士でなくスカウトやレンジャーになったの?」
「それは、小さい頃からずっと父親にそう育てられてきたからです。」
「周りの人達に戦士になるよう勧められなかったの?」
「勿論、勧められました。ですが、ですが、どうしても距離を取って戦う癖が治らず、それに剣術も伸びませんでしたので。それで、冒険者稼業から足を洗いまして、レンジャー時代に培った植物の知識を生かそうと庭師になった次第です。」
「そうか。いや、つまらないことを聞いた。許してほしい。」
ロムトは頭を下げた。
「最後にこちらは料理人のナーベルさんです。」
「ナーベルです。以前、こちらで料理人をさせて戴いておりましたが、主人がいなくなり、王宮の料理人として働いておりました。今回、この館に新しいご主人が入られると聞きましたので、お願いしてこちらに復帰させてもらいました。どうぞ、よろしくお願いいたします。」
とりあえず、この5人がこの館で仕事をしてくれるようだ。
「では、引き渡しの手続きをしましょう。」
官僚風の男が言った。
「ご案内します。」
ローネが部屋に案内してくれた。
「こちらがアルス様の書斎になる予定のお部屋です。」
案内が終わったローネは部屋を出て行った。
「こちらが引き渡しの条件の書類です。」
そういって渡された数枚の書類に目を通していく。
まず、この館はアルスが侯爵である間はアルスに所有権がある事。
侯爵でなくなった時はこの館を国に返還する事。
外観を変更する場合は、国に届け出る事。
内装に関してはこの限りではない事。
侯爵を子孫に継承させる場合には、
この館も自動的に継承させるものとする事。
建物に関してはこのようなことが書かれてあった。
別の書面にはアルスには侯爵としての給金が
毎月、金貨200枚支給される事。
アンジェとマリアもそれぞれ金貨100枚が
王族としての生活費として支給される事。
使用人5人は最初の3か月分は国が補助する事。
5人の基本給金は一人、金貨25枚である事。
5人の任命罷免権に関しては侯爵家当主にある事。
別の書類には侯爵の役割が書かれていた。
それは単純で国政に係わる事。国を守る事だ。
名誉職なので協力する事に置き換わるようだ。
それにしても、俺の給金が金貨200枚として、
5人を雇い入れていることを考えると
単純に俺自身の給金は金貨75枚といった所だ。
円で換算すれば月給75万円といった所か。
侯爵としては安い気もするが、何か職位につけば上乗せされるようだ。
ある意味何もしなくても月給75万円というのは凄いことにも思えるが
この建物の維持費や生活費などで必要なことを考えれば、
俺に入ってくるお金はほとんど無いような気もする。
まあ、とりあえずこの館の維持費さえもらえれば、
ただで住めるという事で納得しておこう。
そう考えて、書類にサインしていく。
最後にこの館の図面を渡されて、引き渡しが完了となった。
官僚風の男は書類を持って戻っていった。
まずは、この家の探索から始めよう。
そう思い、図面を見ながら各部屋を回っていく。
1階部分には、使用人たちが住みこむ部屋が10部屋ほどある。
それと調理場と食堂、トイレや貯蔵庫、それに風呂場がある。
大人4、5人が入れるくらいの大きさである。
それと大広間に使用人たちと最初に話した玄関ロビー、
多目的に使えそうな部屋が大小5部屋あった。
2階には談話室などの大きめの部屋が3部屋、客室や書斎、
寝所などが15部屋あった。
そして地下室がある。
地下室は調理場から降りる所が1か所、
それとは別にそれぞれ別の場所に2か所あった。
その内の1か所はワインなどを貯蔵する道具が置かれている所を見ると
貯蔵室として使われていたのだろう。
もう一つの地下室はただの物置部屋のようだ。
早速、この物置部屋をゲートの設置位置にするために、部屋を片付け始める。
部屋の中には何も入っていない木箱や古くなって壊れたタンスなど
価値のあるものは何もなかったので
一通り異空間収納の中にしまって後で処分することにした。
少し埃っぽいのでクリーンの魔法で綺麗にしていく。
そうだ。クラフトスキルで何か作ることにした。
まずは、明かりが必要だ。先程集めたガラクタを解体していく。
もちろん異空間収納の中でだ。
解体した木材で小さい台座4つを作った。
その台座の上に外から拾ってきた石を丸く加工して台座に乗せた。
それを部屋の4隅に置いてから魔法をかける。
「コンティニュアルライト!」
部屋の四隅に明かりが置かれたことで部屋が明るくなった。
次に扉にも魔法をかける。
「ハードロック!」
これで合言葉を使わなければ開くことはできなくなった。
一通り見回してみると殺風景な事この上ない。
もともとインテリアなどセンスのかけらもなかったし
実用的であるか否かが俺にとっては重要な事だった。
だが他のゲート用の部屋との区別も必要なので、
安物のショートスピアと木の盾を2つずつ奥に飾ってみた。
もちろん、廃材を使ってこれらを置く棚を作ったのだが、
まるでビリヤード場のキュウをおいてある場所みたいに見える。
「とりあえず、こんなものか。」
外に出ると、すでに夕方になっていた。
ロビーに戻るとアンジェとマリアもすでに戻ってきていて、
旧知のみんなと話をしていた。
「アーくん、どこにいたの?さっき戻ってきたわ。」
「おかえり。話し合いは順調?」
「やる事がたくさんで、もう天手古舞よ。」
「私も疲れたー」
マリアが愚痴をこぼした。
この日は、特別という事で、全員で一緒に食事を取ることにした。
初めは皆が恐れ多いという事で拒否していたが、これから一緒に住む以上、
お互いをよく知らなければという俺の言葉に何とか納得してくれた。
お酒も用意させたが、アンジェとマリアに俺だけ飲むのを止められた。
精神は大人でも体は未成年だというのが2人の主張だった。
この世界では15歳で成人のようなので
あと3年は飲めないという事だ。残念。
そしてこの夜は、色々と話をして親睦を深めていった。
12話で即死無効の文章がありましたが、12話の部分は修正しました。




