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僕が英雄?記憶にないんですけど?  作者: 髙龍


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第五十一話

この日もサノス達は起きた後、ランニングに向かった。


「ふぅ。少しは体力がついてきたかしら?」


そう言ったのはカノンだ。


「そんなに早く効果なんてでないわよ」


「でも、最後まで走れてますし頑張ってると思いますよ」


「ありがと」


「私達、水を浴びるから見張りはお願いね」


「わかりました」


サノスはこの日も覗き犯対策に見張りをしていた。


「あれは・・・?」


怪しげな動きをしている男を発見したサノスはそっと忍び寄る。


「ここで何をしているんですか?」


「うわっ!びっくりしたってそうじゃない」


男はそう言うとものすごいスピードで逃げ始める。


「待て!」


サノスは身体強化も併用して男を追いかける。


だが、この男は驚いたことに中々捕まらなかった。


「このままでは逃げられる?」


サノスは一気に加速すると男に飛びかかる。


「くそっ。放せ!」


男はそう言って暴れるがサノスは放さない。


暴れる男の胸元から水晶のようなものが落ちる。


水晶はころころと転がり映像を再生しはじめた。


そこには水を浴びているアマンダとカノンが映っていた。


「覗きだけでなく盗撮まで・・・」


サノスは水晶を放置するわけにもいかず男を捕まえている手を緩める。


男はチャンスと思ったのか逃げ出した。


サノスは水晶を回収して再び男を追いかける。


元々一般人と冒険者では基礎体力が違う。


それに毎日欠かさずランニングをしているのだ。


最終的には男の体力切れで逃走劇は幕を閉じた。


「くっそ」


「さぁ。観念してください。貴方がしたことは犯罪ですよ」


「犯罪が怖くてこの商売やってられるか」


そう言って男は開き直る。


「貴方がどんな商売をしているかは知りませんがやっていいことと悪いことがあるでしょう」


「たく・・・。踏んだり蹴ったりだぜ。取引先は捕まるわ。こんな小僧に捕まるわ」


「それは悪いことをしたら当然では?」


「もう逃げねぇからついてきな。現実ってものを教えてやる」


そう言って男はゆっくりと歩き出した。


水晶のこともありここであまり一目を引きつけたくないサノスは男を追いかける。


男は古びた建物の中に入っていった。


中には水晶が大量に置かれている。


「ここは・・・?」


「ここは俺の店だよ。いわゆる大人の映像屋ってところだな」


そう言って男は2つの水晶を持って戻ってくる。


「これをくれてやる。俺をどうこうするかはそれを見てから決めるんだな」


「???」


「まぁ。見てみればわかるさ。ちなみに商売仲間から聞いた話だとかなり売れたって話だ」


そう言って男は意地の悪そうな笑みを浮かべていた。


店の場所も抑えたしこれでこの男に逃げられる心配はない。


アマンダ達も待っているし一度引き上げた方が良いだろう。

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