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僕が英雄?記憶にないんですけど?  作者: 髙龍


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第四十八話

森にやってきたサノス達は早速、スモールウルフの群れと遭遇した。


サノスとジントが前に出るとスモールウルフが襲いかかってくる。


「サノス。無理はするなよ?」


「やばそうなら逃げに徹します」


スモールウルフはジントよりサノスが弱いと判断したのかサノスの方に集中していた。


「大技で決める!サノス避けて」


サノスは攻撃をせず回避に全神経をそそぐ。


「風の精霊よ。我が声を聞き我が敵を斬り裂け!ウィンドカッター」


カノンの詠唱が終わったのを確認してサノスは後ろに大きく下がる。


カノンの放ったウィンドカッターが見事に決まりスモールウルフをズタズタに引き裂いた。


「サノス。今よ」


そう言ってアマンダも前に出る。


サノスは勇敢に体勢の崩れたスモールウルフに斬りかかった。


だが、スモールウルフも黙ってやられてはくれない。


爪を出しサノスに襲い掛かってくる。


「くっ。これぐらい・・・」


サノスは爪での攻撃を喰らいつつ1匹1匹冷静に倒していった。


「ふぅ・・・。これでラストですね」


サノスはそう言って安堵の息を吐く。


「サノス。大丈夫?傷だらけじゃない」


「これぐらいたいしたことは・・・」


「ダメよ。どんな菌を持っているかわからないんだから」


そう言ってアマンダは持っていた水筒でサノスの傷口を洗い回復魔法をかける。


「ありがとうございます」


「いいのよ。これが私の役目だから」


「治療は終わったか?」


ジントは倒したスモールウルフを全て回収しそう声をかけてくる。


「問題ないわ」


「よし。なら、次に行くぞ」


そう言ってジントは次の獲物を求めて先頭を歩いていく。


その後も、ゴブリンやスモールウルフの群れと遭遇しサノスは軽い怪我を負いつつも全力で戦闘を行った。





「今日の狩りはこれぐらいにするか」


「足でまといになってすみません」


「いやいや。お前の方にばかり数が押しかけていたからな。俺は楽をさせてもらったよ」


「そうよ。ちゃんと戦っていたじゃない。私達3人だけだったらもっと大変だったはずよ」


「うんうん。それにサノスは毎日、体力作りもしてるし少しずつ経験を積めばいいわ」


「皆、ありがとう」


街に戻ってきたサノス達は真っ直ぐ冒険者ギルドに向かった。


そのまま解体所に向かう。


「よう。今日の成果はどうだ?」


そう言って解体所の職員が声をかけてくる。


「今日は小物だけだな」


「そうか。まぁ、そういう日もあるわな」


「いつも通りお願いします」


「お前達と数組ぐらいしか森に潜れてないからな。俺達は暇なもんだよ」


解体所の職員は月給ではあるものの解体数でボーナスが出る。


ほとんどの冒険者が森に潜れていない現在、サノス達が狩ってくる魔物は貴重な収入源になっていた。

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